パリパラリンピックで金メダルを獲得した、車いすラグビー日本代表主将の池透暢(44、日興アセットマネジメント)とチーム最年少の橋本勝也(22、同)が26日、所属会社の日興アセットマネジメントから報奨金を授与された。

金額は公表されなかったが、使い道を聞かれた池は「パリ大会まで色々な節制してきたので、友人たちとパーっとお酒を飲んでご飯を食べて、ありがとう会を開きたい」と、支えてくれた仲間たちへの恩返しに使いたいと話した。一方、橋本は、「両親と過ごす時間が少なかったので、両親と旅行に行きたい」と、家族との時間を楽しみたいと語った。

車いすラグビー日本代表は、2016年のリオ、21年の東京大会と2大会連続で銅メダルに終わり、『次こそは金メダルを』との思いでチーム一丸となって挑んだのが、今回のパリ大会だった。大会前から選手たちは「今のチームは史上最強」と口にし、予選リーグから全勝で勝ち上がり、悲願の金メダルを獲得した。

ついに頂点の座を掴んだ池は「会社の皆さまの顔や、古くから車いすラグビーを応援してくれていたファンの方、支えてくださった色んな方の顔が浮かびながらパリ大会を戦うことが出来た」とパリ大会を振り返り「金メダルを獲った瞬間は自分の人生で最高に美しい瞬間だった」と語った。

19歳で出場した東京大会では、出場時間わずか10分程度に終わり、涙を流した橋本。その悔しさをバネに車いすラグビーに打ち込み、3年間でエースに成長を遂げた。パリパラリンピックではチーム最多の通算79トライをあげ、金メダル獲得に大きく貢献した。

「東京大会では悔しい思いをしたので、これ以上同じ思いをしたくない。その一心でトレーニングをし、その成果をパリ大会で有言実行できたことをうれしく思っている。」と胸を張った。

*写真は左から橋本勝也選手、池透暢選手

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