■MLB カブス 5ー0 ナショナルズ(日本時間23日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)
カブス・今永昇太(31)が本拠地でのナショナルズ戦に先発し、7回、94球を投げ、被安打6、奪三振4、四死球0、失点0の好投で防御率は2.91。今永は6連勝、9月は負けなしの4連勝で今季15勝目を挙げた。
カブスのプレーオフ進出はなくなったが、新人王獲得へ、この試合を含めて今永の登板はあと2試合。5連勝中と勢いに乗る今永はナショナルズと2度目の対戦。雨のために開始が遅延、2時間20分遅れでのスタートとなった。
1回、1番・D.クルーズ(22)はスプリットを打たせてショートゴロ、そして、3番・F.エペス(26)はストレートで空振り三振と遅延の影響を感じさせないピッチング。
するとカブスは1回、1番・M.トークマン(33)が7号先頭打者アーチで先制、さらに無死二塁で3番・鈴木がライト前へタイムリーと今永に2点をプレゼントした。
2回には1死から5番・K.ルイーズ(26)をスプリットで空振り三振、3回には1死から9番・N.ヌニェス(24)、1番・クルーズをわずか1球で打ち取るテンポのいいピッチングを見せた。
4回、先頭のJ.ウッド(22)にライト線へのツーベースでいきなり得点圏に走者を許した。しかし、2つのサードゴロで走者を進めず、そして、5番・ルイーズはストレートで見逃し三振とギアを上げて抑え込んだ。
その裏、カブスは4番・M.ブッシュ(26)が21号ソロホームランで3対0と追加点、さらにM.アマヤ(25)が8号ツーランで5対0。今永に大きな援護となった。
勝ち投手の権利がかかる5回、2死から連打を浴びて、一、二塁のピンチを招いたが1番・クルーズをサードゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。今永はこの試合、低めにボールを集めて、6回には内野ゴロ2つ、7回も走者を許したがショートゴロ併殺打と10個目の内野ゴロでピンチを切り抜けた。
今永は7回で降板、94球を投げ、被安打6、奪三振4、四死球0、失点0の好投で防御率は2.91。今永は6連勝、9月負けなしの4連勝で今季15勝目、メジャー1年目での15勝は2007年、レッドソックスの松坂大輔に並んだ。
【日本人投手MLB1年目・2桁勝利】★左腕
ダルビッシュ有(12年、レンジャーズ)16勝9敗
前田健太(16年、ドジャース)16勝11敗
松坂大輔(07年、レッドソックス)15勝12敗
★今永昇太(24年、カブス)15勝3敗(9月23日現在)
★石井一久(02年、ドジャース)14勝10敗
野茂英雄(95年、ドジャース)13勝6敗
田中将大(14年、ヤンキース)13勝5敗
千賀滉大(23年、メッツ)12勝7敗
★高橋尚成(10年、メッツ)10勝6敗
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