■プロ野球 DeNA 9-6 阪神(20日・横浜スタジアム)

DeNAは阪神に勝利。広島が巨人に敗れたため3位浮上となった。試合は2回裏、7番・伊藤光(35)の2点適時打で先制。3回裏には4番・オースティン(33)に第24号3ラン本塁打が飛び出しリードを広げた。4回表に先発・森唯斗(32)が打ち込まれるなど4点を失うも直後には代打・東妻純平(23)がプロ初打席初ヒット初打点となる貴重な追加点を挙げ6点目を奪った。その後1点差となるが7回、5番・宮﨑敏郎(35)の適時打、6番・筒香嘉智(32)の第7号2ランで再び突き放した。

前日の巨人戦では1回に守備の乱れが絡む3失点、5回には岡本和真(28)に2ラン本塁打を許すなど6ー0で今季12度目の完封負けを喫した。3位・広島に0.5差で迎えたこの試合の先発・森唯は試合前まで1勝3敗、防御率7.01をマーク。今回の登板が13試合目、先発としては4試合目となった。

その森唯の立ち上がりは先頭の近本光司(29)を遊直、2番・中野拓夢(28)を二直に。2死を奪うと3番・森下翔太(24)を右飛に打ち取り三者凡退に抑えた。

打線はその裏、阪神の先発・西勇輝(33)に対し先頭の梶原昂希(25)が投直、2番・牧秀悟(26)が左飛、3番・佐野恵太(29)が三ゴロと走者を出すことができず。

2回裏、この回先頭の4番・オースティンに中安打、5番・宮﨑に左安打が飛び出すと6番・筒香は四球を選択し、無死満塁のチャンスを迎えた。すると続く7番・伊藤がセンターへの適時打を放ち2点の先制に成功した。

3回裏には2番・牧、3番・佐野に連打が飛び出すと、無死一、三塁から4番・オースティンがバックスクリーン左に飛び込む3ラン本塁打を放ち5ー0と突き放した。

5点リードで4回表、3番・森下に死球、4番・大山に左安打を許すなど1死一、二塁のピンチを背負うと6番・前川右京(21)にライトへの適時二塁打を放たれ1点を返された。阪神打線の反撃は続き7番・梅野隆太郎(33)の遊ゴロ間に2点目、さらに8番・木浪聖也(30)にセンターへの適時打を浴び3点目を失った。ここで森唯は降板し2番手・坂本裕哉(27)がマウンドへ。なおも2死一、三塁とピンチは続くと1番・近本にレフトへの適時二塁打を放たれ1点差に詰め寄られた。

1点リードに変わり直後の4回裏、阪神の3番手・島本浩也(31)に対し8番・森敬斗(22)が四球を選択、盗塁も決めると無死二塁の好機を作った。続く代打・東妻はカウント2ー2からの6球目をセンターへの適時二塁打にし6ー4と再びリードを広げた。

5回表からは3番手・中川颯(25)が登板。4番・大山に左安打、6番・前川に左安打を放たれると7・梅野にライトへの適時打を浴び6ー5に。

6回表は4番手・伊勢大夢(26)、7回表は5番手・ウィック(31)が登板すると2イニングを三者凡退に抑える好投。すると7回裏、阪神の5番手・ビーズリー(28)に対し3番・佐野が四球を選ぶと1死二塁から5番・宮﨑にライトへの適時二塁打が飛び出し7ー5とした。さらに6番・筒香がライトスタンドへの2ラン本塁打を放ち9ー5と差を広げた。

4点リードで8回表は6番手・ウェンデルケン(31)が無失点に抑えた。9回表は7番手・森原康平(32)が登板し2死二塁から6番・前川にセンターへの適時打を放たれ1点を失うも後続を抑え試合終了。DeNAは阪神との2連戦初戦に勝利した。

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