■MLB ロイヤルズ 3ー5 ブルージェイズ(日本時間23日、ミズーリ州カンザスシティ、カウフマン・スタジアム)

ブルージェイズの菊池雄星(32)が23日(日本時間)、敵地でのロイヤルズ戦に先発。4回に打球が右足首付近に直撃したが6回、81球を投げて、被安打5、奪三振4、四死球0、失点2、防御率は2.28。連勝で今季2勝目を手にした。

17日(同)に今季初勝利を挙げた菊池は中5日でロイヤルズ戦に登板。ここまで4試合で29奪三振、奪三振率は12.05、ア・リーグ奪三振数は9位タイ。菊池は立ち上がり、1死から2番・B.ウィットJr(23)をカーブで空振り三振を奪うなど落ち着いたピッチングを見せ、無失点。

2回には先頭打者に内野安打を許し、走者を出したが、カーブ、スライダーとキレのある変化球で後続を打ち取った。3回にはブルージェイズ打線は1死満塁のチャンスを作り、3番・B.ビシェット(26)が走者一掃のタイムリースリーベースで菊池に3点をプレゼントした。

点を取ってもらったその裏、下位打線から始まると菊池は8番、9番をストレートで力勝負して外野フライに打ち取ると、1番・M.ガルシア(24)にはカーブでタイミングを外し、ライトフライとしっかり無失点に抑えた。

4回、先頭の2番・ウィットJrの打球が菊池の右足首付近を直撃。サードのI.カイナーファレファ(29)が素早く反応し、サードゴロ。首脳陣がマウンドへ集まったが菊池は笑顔を見せて、大事には至らず。続く3番・V.パスカンティーノ(26)は153キロのストレートで見逃し三振。菊池は4回まで39球と理想的な球数でゲームをコントロールした。

勝ち投手の権利のかかる5回、先頭のN.ベラスケス(25)を153キロのストレートで見逃し三振、菊池はこの5回も9球で3者凡退。3回以降はパーフェクトに抑え、ロイヤルズ打線に2塁を踏ませない好投。ブルージェイズは6回、5番・D.バーショ(27)が6号ツーランで5対0と菊池を援護した。

しかし、6回、1死から9番・D.ブランコ(30)にカーブをセンターオーバーのツーベースで初めてスコアリングポジションに走者を許した。続く1番・ガルシアにはカウント2-2と追い込んだが内角にストレートが甘く入り、ツーランホームランを浴びた。その後も2死二、三塁とピンチを迎えたが5番・ベラスケスをショートゴロに打ち取りピンチを脱した。

菊池は高めのストレートと低めのカーブ、ストライクゾーンの高低差と緩急を上手く使い、6回、81球を投げて、被安打5、奪三振4、四死球0、失点2、防御率は2.28。連勝で今季2勝目を手にした。

中5日のローテーションで行けば、29日(日本時間)、本拠地でのドジャース戦に先発予定、今季初めて大谷との対戦になる。

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