来春のセンバツ甲子園を目指し、57チームが出場している沖縄県秋季大会。その中で、過去最多5校の連合チームが16日の1回戦に登場しました。
那覇南5校連合・仲里監督
「今日の試合はあくまで通過点ですので、1回戦ですので、そのつもりでチャレンジするつもりを忘れないでください」
「みんなで声出してこうな、いいですか」
「はい」
開邦・真和志・豊見城南・那覇工業・南部農林。部員不足に悩む各校が集まり、過去最多の5校連合チームで挑む秋。
限られた環境の中でも、この秋の大会を目指し夏の練習に取り組んできました。
普天間高校との初戦。マウンドには、キャプテンも務める真和志高校・喜舎場が上がります。
喜舎場は、打者2人で2アウトを奪いますが、その後、味方のエラーもあり、ランナー2塁のピンチ。
ここで、連打を浴び、2失点。先制を許します。
3回に1点を返した連合チームですが、その裏。
エラーとヒットで、勢いづいた普天間打線を止められず。この回5失点と、大きくリードを許します。
それでも、あきらめない連合チームは、4回。先頭の豊見城南高校・座安が2塁打を放ちます。
この試合初めての長打でチャンスを作ります。その後2アウトとなりますが、キャプテンの喜舎場。ショート前に転がった打球が相手のエラーを誘い、1点を返します。
各選手、慣れないポジションにもつきながら、4回以降引き締まった守りで試合を作っていく連合チーム。
継投でマウンド上がる投手陣も、普天間打線に立ち向かっていきます。
試合は終盤、8回。普天間高校・糸数にタイムリーヒットを浴び、コールドゲームとなりましたが、連合チームとして、手ごたえと課題を見つけた秋となりました。
那覇南5校連合・仲里監督
「悔しいよな、もっといけたよな、これを忘れなければいい。では明日からまた各学校で練習することになるけども、1回戦で終わってしまうのは本当に残念なチームなので、また次に向けて一緒に頑張っていきましょう」
喜舎場朝仁主将
「指導者たちにも感謝して、自分が野球出来る環境をわざわざ作ってもらっているのでそこには感謝しかないです」「このメンバーでやることが楽しかったので、この大会が終わってもまたこのメンバーで野球出来たらいいなと思っています」
大会は明日までで1回戦が終了。週末からは2回戦がスタートします。
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