9月に入っても厳しい暑さが続いています。運動中の事故や熱中症から子供たちを守ろうと、坂井市内で16日、スポーツクラブチームのメンバーや指導者らが心肺蘇生法や熱中症の対策などを学びました。
       
嶺北消防署の救急救命士から講習を受けたのは、硬式野球のクラブチーム「オールスター福井ヤング」の指導者とメンバーの中学生、その保護者です。
 
講習は、ボールが胸に強く当たり心臓が止まったという想定で行われ、呼吸の確認は胸と腹の動きを見て判断することや、胸骨圧迫は胸が5cmほど沈むように強く圧迫することなどを学びました。
 
また熱中症になった場合は、足の付け根や脇の下を冷やすことや、吐いたり意識がもうろうとしたりしている場合は、水は飲ませずに救急車を呼ぶことを確認しました。
 
部員たちは「僕はよく熱中症になるが、その対処法を知れたので良かった。他の人にも伝えて少しでも他の人が助かるようにしていきたい」と話していました。
 
また監督は「子供たちが倒れたら、恐らく慌ててしまうと思うが、講習を受けたことで知識がつき、準備がしっかりできたと思う」と話していました。  

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