■MLB ドジャース 4ー10 カブス(日本時間10日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのカブス戦に「1番・DH」で出場し、4打数2安打1盗塁で打率は.292。今季47個目の盗塁、52度目のマルチヒットをマーク。“3番・DH”で先発したカブスの鈴木誠也(30)は5打数1安打1盗塁で打率は.270。4試合ぶりのヒットを放った。
試合前には明日11日に先発が予想されている今永昇太(31)と挨拶をかわした大谷、カブスの先発はK.ヘンドリクス(34)、今季対戦し、3打数2安打1本塁打2打点。3点を先制された1回裏、大谷の第1打席、カブスベンチでは鈴木と今永が並んで観戦。変化球中心の攻めでカウント2-2から外角低めのチェンジアップに体勢を完全に崩されて力ないショートフライに倒れた。
0対3とリードされた3回、2死走者なしで迎えた第2打席、ヘンドリクスはストライクゾーンからボールゾーンに逃げる変化球で攻めてきたが、大谷はしっかり見極めてストレートの四球で出塁。大谷の足を警戒して、2番・M.ベッツ(31)の1球目を前に素早い牽制でリードの幅を縮めた。それでも2球目に大谷は好スタート、今季47個目の盗塁に成功。これで「46-47」となりMLB史上初の「50-50」まであと”4本塁打・3盗塁”となった。
0対4とリードを広げられた5回、1死一塁でヘンドリクスと3度目の対戦、カウント2-1からカーブを上手く溜めてスイングしてセンター前へ、シーズン163本目のヒットを放った。これで一、三塁のチャンスとなり、2番・ベッツの打席でスタートを切ったが、ベッツが打っていきセンター前へタイムリー、鮮やかなランアンドヒットで大谷は3塁まで進んだ。
さらに3番・F.フリーマン(34)が四球を選び、1死満塁とチャンスを広げて5番・M.マンシー(34)がレフトへ犠牲フライ。大谷がホームに還り2対4と2点差に詰め寄った。
しかし、ドジャース投手陣が崩れて2対7と5点差の7回、先頭で迎えた第4打席、カブス3人目、左腕D.スマイリー(35)と対戦。1球目のシンカーを叩いて、ライト前へヒット、さらにライトのC.ベリンジャー(29)がボールを弾き、大谷は2塁まで進んだ。続く2番・ベッツが17号ツーランで4対7と3点差とした。
8回、第5打席、カブス5人目、T.ミラー(29)と対戦。カウント0-1からの2球目、チェンジアップが甘く入ってきたが捉えきれずにファール。大谷もミスショットに顔をしかめた。そして、1-2から4球目、低めのカーブに空振り三振。大谷は4打数2安打1盗塁で打率は.292。今季47個目の盗塁、52度目のマルチヒットをマークした。
チームは2019年ドジャースでシーズンMVPを獲得したC.ベリンジャー(29)、今年1月にドジャースからカブスに移籍したM.ブッシュ(26)とかつてドジャースタジアムでプレーしていた選手にホームランを浴びるなどカブス打線に先発全員安打となる16本のヒットで10失点。9月3度目の2ケタ失点で連勝は2でストップした。
◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】
1988年 J.カンセコ 42 - 40
1996年 B.ボンズ 42 - 40
1998年 A.ロドリゲス 42 - 46
2006年 A.ソリアーノ 46 - 41
2023年 R.アクーニャJr. 41 - 73
2024年 大谷翔平 46- 47(残り18試合)
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