国民スポーツ大会の本大会前に行われる会期前競技が先週からスタート。佐賀市で行われた体操ではパリオリンピック金メダリストらが世界トップレベルの技を披露。佐賀の成年男子は今大会では県勢初の銀メダルを獲得しました。

おととい、午前8時半。開場前のSAGAアリーナにはパリオリンピック金メダリストらの演技を一目見ようと長蛇の列が。
この日行われた体操の成年男子と、成年女子の決勝では直前のパリオリンピックで活躍した選手たちが観客を魅了します。
まずは体操男子団体などで3つの金メダルを獲得した岡山代表・岡慎之助選手。

【パリ五輪で3つの金メダル 岡慎之助選手(岡山)】
「(多くの人が)応援してくれていたんだなと感じましたし、良い演技をしなきゃという思いもあった」

同じく金メダリストの福井代表・杉野正尭選手。パリオリンピックへの出場を辞退し、この日が復帰後初の実戦となる福井代表・宮田笙子選手。
宮田の涙の演技で勢いがついた福井は6年ぶり6度目の優勝。岡が所属する岡山の男子は5位。杉野の福井の男子は7位でした。

【復帰後初の実戦 宮田笙子選手(福井)】
「一緒に戦ってくれるチームのみんなのことを思うと、やはり最後までやりきることが使命かなと思ったので、最後までやりきれたのは大きかった」

【パリ五輪で金メダル 杉野正尭選手(福井)】
「五輪からすぐの大会だったが、良い演技を見せたいという思いは常に持ちながら演技できたので、(会場に)来ていただいてありがとうございますという言葉は送りたいと思います」

そして、地元の大声援を背に大舞台に臨んだ佐賀代表。男子は床で中山怜が躍動感のある演技で会場をわかせます。その後も高いレベルで安定した演技を披露した佐賀の成年男子。国民スポーツ大会では県勢初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。

【体操成年男子で準優勝 小畠廉生選手】
「(勝因となった種目は)床ですね。応援のおかげで何とか演技することができて、カバーし合いながら一人一人頑張ったと思います」

平均台で華麗な演技見せたのは曽根崎しずく。最後まで大きなミスなく競技を終えた佐賀の成年女子も、鹿児島国体に続く4位と健闘しました。

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