日本野球機構(NPB)は22日、若手選手を中心に行ったセカンドキャリアに関するアンケート結果を発表した。引退後の生活に「不安がある」と回答したのは39.5%と約4割で、引退後にやってみたい職業は「会社経営者」が20.1%と2年ぶりにトップとなった。
昨年1位だった「高校野球の指導者」が13.4%、「社会人・クラブチームで現役続行」と「12球団の監督・コーチ」が10.7%で並んだ。アンケートは昨年10月の「みやざきフェニックス・リーグ」に参加したプロ野球12球団の選手を299人を対象に行われ、平均年齢は22.8歳だった。
また、NPBは昨年戦力外通告を受けた選手と現役引退した選手、計153人の進路調査の結果も発表した。半数以上の93人が他球団移籍やコーチ就任、球団職員への転身などで12球団内に残り、47人が12球団以外で野球に関わっている。調査対象者の平均在籍期間は6.8年で、平均年齢は27.1歳だった。
【2023年現役若手プロ野球選手への「セカンドキャリア」に関するアンケート】
■引退後の生活に不安を感じている選手:118人(39.5%)
不安の要素:「進路」92人(78.0%)、「収入面」78人(66.1%)
■引退後どのような仕事をしてみたいか:「やってみたい」の回答割合
1位:会社経営者 20.1%
2位:高校野球の指導者 13.4%
3位:社会人・クラブチームで現役続行 10.7%
3位:12球団の監督・コーチ 10.7%
5位:海外球団で現役続行 10.0%
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