■プロ野球 巨人 3×-2 DeNA(延長12回)(7日・東京ドーム)
DeNAは巨人に延長12回の末サヨナラ負けを喫した。試合は1点リードで迎えた9回裏、7番手・森原康平(32)が2死一、二塁のピンチを背負うと、代打・中山礼都(22)に適時打を浴び同点に追いつかれた。2ー2で試合は延長12回裏、8番手・佐々木千隼(30)が2イニング目のマウンドも途中出場の3番・オコエ瑠偉(27)に左中間への本塁打を浴び試合が決まった。
ここまで6連勝と勢いにのるDeNAは直近の広島とのカードを3戦全勝。この日からは首位・巨人と2連戦を東京ドームで行う。初戦の先発・石田裕太郎(22)は試合前まで4勝2敗、防御率3.78をマーク。前回登板となった8月24日のヤクルト戦(神宮)では4回途中3失点を喫し敗戦。この試合が10試合目の登板となった。
打線は1回、巨人の先発・井上温大(23)に対し先頭の梶原昂希(24)は空振り三振も2番・桑原将志(31)が右安打を放ち出塁。3番・佐野恵太(29)が右飛に倒れ2死一塁から4番・オースティン(33)にレフトへの適時二塁打が飛び出し一塁走者の桑原が一気に本塁へ帰ると先制に成功した。
その裏、石田裕の立ち上がりは先頭の丸佳浩(35)に左安打を放たれ出塁を許すも2番・吉川尚輝(29)を二ゴロ、3番・モンテス(27)を一邪飛に。2死を奪うが4番・岡本和真(28)にショートへの内野安打、5番・大城卓三(31)に四球を与え満塁のピンチを背負った。しかし6番・坂本勇人(35)を三ゴロに打ち取り無失点に凌いだ。
石田裕は走者を背負いながらも無失点に抑える粘投。しかし3回裏、2番・吉川、3番・モンテスに連打、5番・大城に四球を与え1死満塁としたところで降板。2番手で中川颯(25)がマウンドに上がると6番・坂本に投じた初球で一邪飛に打ち取ると7番・浅野翔吾(19)から空振り三振を奪いこの回も無失点に抑えた。
中川颯は4回裏、2イニング目のマウンドに上がると8番・門脇誠(23)から始まる打線を三者連続三振に抑える好投。5回裏からは3番手・山﨑康晃(31)が登板すると2死走者無しから4番・岡本和、5番・大城、6番・坂本に連続四球を与え満塁に。しかし迎えた7番・浅野を空振り三振に抑え3度目の満塁のピンチを切り抜けた。
1点リードのまま6回裏、4番手・伊勢大夢(26)がマウンドに上がるも2死走者無しから1番・丸にライトスタンドへのソロ本塁打を浴び同点に追いつかれた。さらに続く2番・吉川に左二塁打を放たれたところで伊勢は降板。5番手でウィック(31)が登板すると3番・モンテスを遊飛に打ち取り逆転を許さず。
ウィックは2イニング目のマウンドに上がると走者を背負うも無失点に。その裏、巨人の3番手・バルドナード(31)に対しこの回先頭の1番・梶原がショートへの内野安打で出塁。続く2番・桑原が送りバントを決めると迎えた3番・佐野にレフトへの適時打が飛び出し勝ち越した。
再び1点リードとなり8回裏は6番手・ウェンデルケン(31)が2番・吉川、3番・モンテスに連打を浴びるなど2死二、三塁のピンチも無失点に抑える粘投。9回裏、7番手・森原康平(32)が登板も2死一塁から代打・長野久義(39)の打球を途中出場のサード・柴田竜拓(30)が悪送球。すると続く代打・中山礼都(22)にライトへの適時打を放たれ同点に追いつかれ試合は延長戦へ。
10回表、巨人の6番手・高梨雄平(32)に対し先頭の9番・柴田が中安打で出塁。1番・梶原は空振り三振も2番・桑原が右安打で繋ぐなど1死二、三塁にチャンスを作った。続く途中出場の3番・関根大気(29)は空振り三振。4番・オースティンは申告敬遠で2死満塁に。しかし5番・牧秀悟(26)は二ゴロに打ち取られ無得点に倒れた。10回裏、森原が2イニング目のマウンドに上がると走者を背負いながらピンチを凌いだ。
11回表、巨人は7番手・横川凱(24)に対し1死から7番・山本祐大(25)が右安打を放つも8番・京田陽太(30)はファーストの併殺打に倒れ無得点に。その裏、8番手・佐々木が登板。7番・浅野からの打線を三者凡退に抑えた。
12回表、1死走者無しから1番・梶原がセカンドへの内野安打で出塁も2番・桑原はショートへの併殺打に倒れこの試合での勝ちがなくなった。その裏、佐々木が2イニング目のマウンドに上がると2死走者無しから途中出場の3番・オコエに左中間へのソロ本塁打を浴びサヨナラ負けとなった。
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