夏の全国高校野球で京都勢として68年ぶりに深紅の大優勝旗を手にした京都国際高校の選手たちに「京都市スポーツ大賞」が贈られました。

快挙を成し遂げた野球部の主将は「センバツで負けたことをきっかけに、目の色を変えて練習に励んだことが夏の優勝につながった」と語っています。

■「京都市民に夢、希望、感動を与えてくれた」

京都国際は先月行われた夏の甲子園で、決勝戦の延長タイブレークなど熱戦を制して初の優勝、京都勢としては68年ぶりに頂点に立つ快挙を成し遂げました。

京都市役所を訪れた選手たちには「市民に夢、希望、感動を与えてくれた」として京都市から「スポーツ大賞」が贈られ、松井市長は「西陣織の深紅の優勝旗を里帰りさせてくれてありがとう」と声をかけました。

■『センバツの負け』がきっかけで猛練習 『夏の優勝につながった』と主将

藤本陽毅主将は「ほんとに自分たちは幸せ者だなと感じました。この大会で自分たちの野球が一番できたと思います」

「春のセンバツで負けたのをきっかけに、普通の練習『プラスα』自主練で真剣にバットを振ったり、目の色を変えて練習できたので、その本気の思いというのが春を超えて夏で成果が出たのかなという風には思います」と語りました。

また、藤本主将は大学でも野球を続け、レギュラーを掴みとり明治神宮野球大会に出場することを目標に掲げていて、「ここで満足することなく、これからの人生にこの経験を活かしていきたい」と決意を新たにしました。

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