■パドレスータイガース(日本時間5日、カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコ・パーク)

パドレスのダルビッシュ有(38)が本拠地でのタイガース戦に先発、2回2/3、63球を投げて、被安打4(1本塁打)、奪三振4、四死球2、失点3(自責点3)、防御率は3.51となった。松井裕樹(28)は1回1/3、被安打1(1本塁打)、奪三振1、四死球1、失点2(自責点2)となった。

パドレスの背番号11が約3か月ぶりのマウンドへ、ダルビッシュは5月30日のマーリンズ戦後に左脚の張りで15日間の負傷者リスト(IL)入り、さらに7月には「家族に関する個人的な事情」でメジャー40人枠から外れ、制限リストに登録されていた。

チームも首位ドジャースを5.5ゲーム差で追う2位、マウンドに上がる際には本拠地のファンから「ユウ!ユウ!」とスタンディングオベーションで迎えられた。1番・P.メドウズ(24)をナックルカーブでキャッチャーファールフライに打ち取ると、2番・R.グリーン(23)はスライダーで空振り三振。簡単に2死を奪ったが、3番・M.ビアリング(27)には追い込みながらもストレートが内角高めに甘く入り、レフトスタンドへ先制のホームランを浴びた。

2回には先頭打者に四球を与えると、続く打者にヒットで無死一、二塁のピンチを招くと、ワイルドピッチで走者を進めてしまった。1死二、三塁から内野ゴロの間に1点を失うとサンディエゴのファンはマウンド上のダルビッシュを後押しする大声援。この声援に応えてダルビッシュは1番・メドウズをセンターフライに打ち取ったが2回で球数は47球と増えてしまった。

3回も2死二塁のピンチを招くと5番・C.キース(23)にライト前へタイムリーを浴びて、3イニング連続失点となりダルビッシュはここで降板。ベンチに戻るダルビッシュにファンは大きな拍手を送った。マウンドを受け継いだのは今季60試合目の登板となった松井、6番・S.トーケルソン(25)をセカンドフライに打ち取り、しっかりと仕事をこなした。

ダルビッシュは2回2/3、63球を投げて、被安打4(1本塁打)、奪三振4、四死球2、失点3(自責点3)、防御率は3.51。久しぶりのマウンドでスライダー、シンカー、ナックルカーブ、カーブ、スイーパー、カットボール、スプリットと7種類の変化球を確認するように投げた。

3回途中からマウンドに上がった松井は4回、先頭打者に四球を許すと、続く8番・T.スウィーニー(24)に今季2号となるツーラン。2試合連続の被弾となった。

チームは0対5の4回にJ.メリル(21)が22号スリーランで反撃モードに入ると、5回にはM.マチャド(32)が2点タイムリーで同点、ダルビッシュの負けが消えた。

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