米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が21日(日本時間22日)、メジャー通算176本目となる本塁打を放ち、松井秀喜(元ヤンキースなど)が持つ大リーグでの日本勢最多記録を更新した。大谷の本塁打のペースを可視化すると、松井やイチロー(元マリナーズなど)と比較しても圧倒的な長打力が浮かび上がった。

メッツ戦の5回、投手内野安打を放つドジャース・大谷。投手ハウザー=ロサンゼルス(共同)

大谷は、松井が1205試合に出場して記録した日本人最多本塁打を724試合(打者出場)で更新した。松井は6.9試合に1本のペースで本塁打を放ったのに対し、大谷は4.1試合に1本のハイペースで記録を打ち立てた。

大谷以前に大リーグで100本以上本塁打を放ったのはイチローと松井のレジェンド2人。29歳の大谷は、イチローや松井より5歳ほど若く大リーグに挑戦しており、記録はまだまだ伸びそうだ。

大谷はメジャー通算200本塁打まで残り24本となった。他の日本人選手と比べると桁違いのパワーを誇る大谷だが、フィリーズで活躍したライアン・ハワードは658試合で200号に到達。次点のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)も大谷を上回るペースで本塁打を放つなど上には上がいる。

一方で、大谷はアジア出身選手の最多記録を持つ秋信守(元レンジャーズなど、韓国)の218本にもあと42本まで迫っている。今シーズンは打者に専念しており、シーズン中のアジア記録の更新にも期待がかかる。(データアナリスト 西山諒)

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