■プロ野球 阪神 4-2 巨人(31日・甲子園)
巨人は阪神に逆転負けを喫した。試合は1回表に3番・モンテス(27)、6番・吉川尚輝(29)の適時打含む5連打で2点を先制。しかし6回裏、好投を続けていた先発・戸郷翔征(24)が5番・佐藤輝明(25)に第11号3ラン本塁打を浴び逆転を許した。打線は後半、反撃することができず。
この試合の先発・戸郷は前回登板となった22日の広島戦(東京ドーム)では9回途中1失点も勝ち負けはつかず。試合前までは9勝6敗、防御率2.09をマーク。この試合が今季22試合目の登板となった。
打線は1回、阪神の先発・才木浩人(25)に対し先頭の丸佳浩(35)が空振り三振も2番・浅野翔吾(19)が中二塁打で出塁。得点圏に走者を置くと3番・モンテスが追い込まれてからの3球目を弾き返しセンターへの適時打に。浅野が本塁へ滑り込み先制に成功した。さらに4番・岡本和真(28)、5番・大城卓三(31)にも連打が飛び出し満塁とすると6番・吉川の打球はセカンドへの内野安打となり2点目を奪った。
戸郷の立ち上がりは先頭・近本光司(29)を空振り三振、2番・中野拓夢(28)を遊飛に抑え2死を奪った。続く3番・森下翔太(24)の打球をサードを守る門脇誠(23)が悪送球し得点圏に走者を背負うも戸郷は4番・大山悠輔(29)を初球で中飛に打ち取り無失点に凌いだ。
3回裏、戸郷は8番・木浪聖也(30)にこの試合初めての被安打となる左安打、1番・近本に四球を与え1死一、二塁とピンチを迎えた。しかし2番・中野、3番・森下を抑え得点を許さず。そのまま戸郷は前半5回まで1安打無失点の好投が続いた。
しかし2点リードで後半に入り6回裏、2死走者無しから3番・森下に中安打、4番・大山に死球を与え走者一、二塁に。迎えた5番・佐藤輝にカウント1ー1から左中間への3ラン本塁打を放たれ逆転を許した。さらに6番・前川右京(21)、7番・梅野隆太郎(33)に連打を浴びると8番・木浪にセンターへの適時打を放たれ4点目を失った。ここで戸郷は降板、2番手で高梨雄平(32)がマウンドに上がった。高梨は代打・糸原健斗(31)を三ゴロに打ち取り追加点を与えず。
終盤に入り7回裏は3番手・井上温大(23)が2死満塁のピンチを迎えるも代打・渡邉諒(29)を三ゴロに打ち取り0点で切り抜けた。
2点を追う展開となった打線は阪神のリリーフ陣の前に得点することができず。9回表も4番手・岩崎優(33)に対し無得点に倒れ試合終了。敗れた巨人は連勝を4でストップとなった。
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