パリオリンピック・フェンシング男子エペ団体で銀メダルを獲得した新潟市西区出身の古俣聖選手が8月30日、地元に凱旋!母校では応援の感謝を伝え、後輩たちにプレッシャーに勝つ方法なども伝授しました。
30日、花角知事のもとを訪れたのは、パリオリンピック・フェンシング男子エペ団体に出場した古俣聖選手です。
古俣選手はリザーブメンバーながら初戦の準々決勝から登場し、初のオリンピックで見事日本の銀メダル獲得に大きく貢献しました。
【古俣聖 選手】
「地元の人からたくさんのご声援をいただいた。今回の大会は、そういったたくさんの方々から様々なサポートを受けて、ようやくとることができたメダルだと感じている」
【花角知事】
「県民に元気を与えていただいた。これからもしっかり努力精進を続けていただいて、さらなるすばらしい成績を残していただきたい」
知事を表敬した後は、母校の新潟第一高校を訪問。
【新潟第一高校 校長】
「古俣選手は高校1年生の時に選抜クラス。成績が優秀で数学が得意だったと聞いている」
全校生徒、約1200人から熱い視線が送られる中、9年ぶりに登壇したという古俣選手。
【古俣聖 選手】
「きょうは皆様に感謝の言葉を伝えたかったので、銀メダルを持って帰ってこられたことをとてもうれしく思っている」
この日は後輩たちの質問にも答えました。
【生徒】
「つらい時、苦しい時、どうやって気持ちを切り替えている?」
【古俣聖 選手】
「自分が負けるとチームに迷惑をかけてしまうし、フェンシングは特に五輪に出られるか、出られないか、結果を残せるか、残せないかでガラッと人生が変わってしまう。自分が強くなって、できるようになって、自信をつけることしかつらいという感情から逃げ出す方法はないと思っていた。そこを目指してひたすら頑張った」
また、フェンシング部の後輩から体格の大きな相手からポイントを取るコツを聞かれると…
【古俣聖 選手】
「ただ一気に距離を詰めてアタックを打ったとしても、このレベルの選手になるとそれだけで点数を取れるということはまずないので、それまでの準備動作が必要になると思う。今度、またここに来ることもあると思うので、その時にちゃんと教えますね」
オリンピックという大舞台でメダルを獲得した先輩の姿に…
【生徒(柔道部)】
「自分も夢に向かって、古俣さんのようなカッコいい第一の先輩になりたいと思った」
【生徒(空手道部)】
「世界のレベルで上位に行けることが本当にすごいと思うし、きょう話してみて、人柄もすごくよかった。そういう人になりたい」
一方で、古俣選手も後輩から刺激を受けたようです。
【古俣聖 選手】
「4年後、ロスオリンピックは1番に団体で金メダルをとること。2番目は個人で金メダル獲得を目標にして、今後また4年頑張ろうと思っているので気合いが入った」
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