沖縄の師走の風物詩、NAHAマラソン。RBCは毎年、生中継でお伝えしていますが、その中継でジョガーたちと一緒に走り、NAHAマラソンを体感しながら伝える
「ジョガーリポーター」がいます。

ことしのジョガーリポーターを、あのアナウンサーが務めることが決まりました。

去年の第37回NAHAマラソンは、新型コロナによる制限を設けない久しぶりの大会とあって、多くのランナー・ジョガーが沿道の応援を背に、南部路を駆け抜けました。

嘉大雅アナ(23年大会)
「国際通りに来ました。沿道の応援も本当に温かいです。私は去年牧志の拠点リポートだったのでこの波を迎える側でしたが、中に入ると全然違いますね、テンションが上がります」

RBCのNAHAマラソン中継でジョガーリポーターを務めたのは嘉大雅アナ。何度もリタイヤを考えながらも、制限時間ギリギリでゴールにたどり着きました。そして今年はこの人が務めます。

「與那嶺啓です。ことしは私がNAHAマラソンの魅力をたっぷりとお届けします。36歳満を持して挑戦します!」

RBC NEWS Linkのキャスター・與那嶺啓アナです。その意気込みを聞くと…

與那嶺啓アナ
「NAHAマラソンって本当に各地点で色んな方々に応援してもらえるし、地域の魅力に触れることができる素敵な大会だと思うので、そうした大会の魅力を一緒に走っている方々と言葉を交わしながら伝えられたらいいなと思います。自分自身も沢山楽しみたいと思います」
「ただ終盤、制限時間になった時に柵が閉まるあのシーンを見ると胸が締め付けられるんですよね。そこに行かないように頑張りたいなと思っています」

片野達郎アナ実況(23年大会)
「歓喜と無情の瞬間が今、訪れようとしています。カウントダウンが進んでいく、人間の鎖が準備を進めていく、もう少し、あと少し、そして今6時間15分が経過。奥武山陸上競技場、花火が上がりまして、人間の鎖が行く手を阻む、第37回NAHAマラソン、ここにタイムアップ!」

気力を尽くしてゴールを目指したジョガーたちの前に無情にも立ちはだかる、陸上競技場の柵。この悔しさを味わわないためにも、大会までの4か月、どのような対策をしたらいいのか、この人に聞きました。

三津家貴也さん
「42.195キロってどのくらいですか、ん~、やってみよう!」

今回のNAHAマラソンのスペシャルランナーに就任した、SNSの総フォロワー数が100万人を超える陸上インフルエンサー・三津家貴也さん。

2時間半でフルマラソンを走破し、年間いくつものマラソン大会に出場する走りのスペシャリストが指摘する完走へのカギは…

三津家貴也さん
「どれだけ練習したかがマラソンのタイムに関わってくる。その日の気合と根性じゃどうにもならないので、しっかりトレーニングを積んでから望むことがマラソンの醍醐味」

完走への近道はなし!地道に練習を積み上げる必要性を説く三津家さん。しかし、スピードを上げて、毎回追い込むような強度のトレーニングは必要ないといいます。

三津家貴也さん
「頑張りすぎないというか、毎回出しきる練習をすると強くなれるようなイメージがあるが、逆に疲労が激しくなったりケガのリスクが増えてしまうので、トータルで見ると失敗する可能性が高い。自分に出来る量を増やしていって、いかにケガをしないかが一番大事」

初心者の場合は20分の練習から始めて、少しずつ練習時間と頻度を増やしていき、最終的に1時間程度、笑顔で走れるようになった時には、完走するための体力はついているといいます。

しかし今年は暑さも気になるところですが…

三津家貴也さん
「意外と暑い中のトレーニングって暑熱順化といって筋肉の熱を発散する能力が強くなるので、パフォーマンスとして上がるんですよ、結果的に。暑い中のトレーニングはお得だと思った方がいい、その代わりペースを落とす」

冬の大会に向けて、基礎体力を作る今の時期。地道な練習の積み重ねが必要とされているものの、楽しさを感じながら挑戦してほしいといいます。

三津家貴也さん
「ワクワク、ドキドキとか何かしらエントリーしたきっかけがあると思うんですよ、それを大切にしてほしい。ゴール後の目標達成して笑顔になっている自分や周りの人を想像すると頑張りやすいので、自分の中にこもって頑張らなきゃ、追い込まなきゃじゃなくて、外に目を向けると楽になるしより楽しめると思う」

與那嶺啓アナ
「雲が多いんですけど、それでもやっぱり風がぬるかったりするから暑さを感じるんですよ、これがもっと日差しが強かったり、雲が少なかったらどうなるんだろうと、その不安が出てきた感じがします」

練習開始初日は35分で4キロを走った與那嶺アナ。フルマラソンの10分の1程度の距離ですが、思った以上の疲れを感じている様子です。

與那嶺啓アナ
「なんかもうちょっと走ったんじゃないのかってくらい疲労感はありますね。ちょっと心配になってきました。しっかり練習を積んで、今まだ腰や足に負担がきているのでペースも掴みながら頑張って完走したいと思います」

NAHAマラソンまで3か月と少し。完走を目指して一歩一歩、みなさんも一緒に頑張りましょう!

NAHAマラソンの参加申し込みは9月1日までとなっています。

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