■プロ野球 阪神 3-0 中日 ※雨天コールド(21日、甲子園球場)

中日は甲子園3連戦の最終日は、7回表終了後に雨天コールドで泥沼の4連敗。チームは完封負けで10勝8敗2分とし、阪神に抜かれ首位陥落となった。

前日は今季両リーグワーストとなる15失点で阪神に大敗し、今季初の3連敗の屈辱。この日は雨のため53分遅れでスタートしたが、打線はチャンスを作れず、最後は佐藤輝の一発に泣いた。

先発の松葉貴大(33)は6回99球を投げ、5安打3失点。1回は先頭の近本にヒットを許し、中野のバント、森下への四球で一・二塁のピンチを招いたが、大山を併殺打に打ち取った。2回以降はランナーを出しても二塁を踏ませず。

中日打線も雨の中、先発の才木を前に快音が響かず。4回は先頭のカリステ(32)がセンターへのヒットを放ち、中田翔(34)の中飛からタッチアップで二塁を目指したが、雨でグラウンドが滑るせいかオーバーランで、戻る際にタッチアウト。

5回の松葉は梅野に四球を与えると、木浪を併殺打に打ち取り、才木を二直で抑えた。雨が強くなる中、0-0のまま5回裏が終わって球審がグラウンドに集まるが試合は続行。打線は松葉から始まり、2死から田中幹也(23)がチーム3本目のヒットを放ったが、カリステが見逃し三振。

前半、打たれたヒットは近本の2本のみだった松葉は6回、1死から中野、森下の連打を浴び一・二塁のピンチとすると、大山を空振り三振に仕留めたが、佐藤輝にフルカウントから3号3ランを浴びてしまった。

7回の打線は中田が右飛、細川成也(25)が遊ゴロ、最後は上林誠知(28)が三飛で反撃ならず。再び球審が集まって無念の雨天コールドとなりゲームセット。今季初の連敗が「4」に膨らみ、首位の座を阪神に明け渡した。

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