■2024 IWBF 女子車いすバスケットボール最終予選 日本 50ー26 オーストラリア(20日、Asueアリーナ大阪
車いすバスケットボール女子の世界最終予選で日本はオーストラリアと対戦し50ー26で勝利、パリ大会の出場権を獲得した。
試合後にコート上でマイクを持った岩野博ヘッドコーチは「まだまだここが終わりではありません。僕たちのパリへの道はまだまだ続いていきます」と話し、「この選手たちに明日からまた地獄を見せたいと思います。皆さんも一緒に見守っててください」と笑顔を見せた。そして最後に「パリではメダルを取ります」と会場のファンに向けて叫んでみせた。
チーム最多の18得点に18リバウンドの「ダブルダブル」を記録した主将の北田千尋(35)は「不安や怖い気持ちもあったんですけど、今日会場に入ってきて皆さんの顔を見た瞬間、『あ、こりゃいけるな』と思わせて頂きました。本当にありがとうございます」と会場に詰めかけたファンに感謝を述べた。
「男子が東京パラリンピックで銀メダルを取ってくれて、車いすバスケの知名度はめちゃくちゃ上がりました。ファンの人もたくさん増えました。そのファンの人を次の世代に繋いでいく最低限の仕事ができたと思って、今めちゃくちゃホッとしています」と胸の内を明かした北田は、「これからもどうぞ一緒に車いすバスケを楽しみましょう」と会場中に響き渡る声でファンにメッセージを送った。
日本女子はこれで東京パラに続き、2大会連続のパラリンピック出場となる。しかし東京大会は開催国枠での出場だったため、予選を勝ち抜き自力でパラ切符を掴んだのは、08年北京大会以来16年ぶりの快挙となった。
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