■2024 IWBF 女子車いすバスケットボール最終予選 日本 50ー26 オーストラリア(20日、Asueアリーナ大阪)

車いすバスケットボール女子の世界最終予選。日本はパリパラリンピックの切符をかけオーストラリアと対戦し50ー26で勝利、パリ大会の出場権を獲得した。これで2大会連続の出場となるが、東京大会は開催国枠での出場だったため、日本女子が自力でパラ切符を掴んだのは、08年北京大会以来16年ぶりの快挙となった。

世界最終予選には8チームが参加。4チームずつ分かれ総当たりの1次リーグが行われ、最終日の今日、順位に応じて他グループチームと対戦し勝った4チームが、パラリンピック出場権を得る。

B組の日本はフランスに勝ったものの、カナダとスペインに敗れ3位。A組2位のオーストラリアとパリパラリンピック出場権をかけて対戦した。

日本は第1Q、網本麻里(35)と北田千尋(35)のコンビネーションが炸裂。素早いパスからのレイアップシュートに、相手ボールを奪ってからのカウンターなど、主将・北田のシュートが面白いように決まる。さらにエース・網本の3ポイントも成功し13-4とリードして終える。

第2Qでも網本の速攻、さらに主将・北田はシュートを決めた後、勢い余って転倒するなど気迫みなぎるプレーでオーストラリアを圧倒。守備でも激しい寄せで相手に3得点しか許さず、日本は25-7と大きくリードを広げて前半を終えた。

第3Qの立ち上がりにはオーストラリアに連続得点を許すが、日本は柳本あまね(25)の3ポイントや網本の連続フリースローなどで追撃を許さない。パリの切符をかけた厳しい戦いでも日本の選手たちは笑顔を絶やさずプレーを続け、36-13とリードのまま最終第4Qに入った。

第4Qでも、主将の北田がシュートに守備にとチームをけん引。攻撃ではフリースローに3ポイント、守備でもしつこいディフェンスでオーストラリアの攻撃を封じ込めた。北田はチームトップの18得点をマーク。頼れる主将の活躍で日本がオーストラリアを下し、2大会連続のパラリンピック出場を決めた。

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