陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)の第11戦が日本時間22日にスイス・ローザンヌで開幕、この日は棒高跳のみが行われパリオリンピック™金メダリストのA.デュプランティス(24、スウェーデン)が大会新の6m15をマークし優勝、自身の持つ世界記録(6m25)には10cm届かなかった。
街中の広場に設置された会場で行われた棒高跳にはパリ五輪の1位から4位の豪華メンバーが揃った。一人ずつ紹介され最後にデュプランティスが登場すると歓声がひと際大きくなった。今季ダイヤモンドリーグ負けなしと別次元の強さを見せているデュプランティスはバーの高さ5m62からの挑戦し、軽々と成功。つづく5m72は回避し、5m82を一回の跳躍で決める余裕を見せた。
バーの高さ5m92を成功させたのはデュプランティスとパリ五輪銀メダルのS.ケンドリクス(31、アメリカ)のみ。高さが6mに突入すると、1回で成功させたデュプランティスは力強いガッツポーズを見せた。対するケンドリクスは今季ベスト(5m95)越えに挑んだが失敗、この時点でデュプランティスの優勝が決まった。
ここからは記録との戦い。まずは大会記録(6m10)に挑戦する6m15に臨んだが、1回目はバーを落としてしまい失敗。2回目は助走が合わなかった。3回目で成功させると雄たけびを上げ笑顔を見せ跳躍を終えた。
パリ五輪で自身9度目の世界記録を更新したデュプランティスの10度目の更新はならなかったが今季参戦したダイヤモンドリーグは5戦全て優勝、昨シーズンのファイナルを含めると8連勝と敵なし。来年9月に東京で行われる世界陸上でも世界記録更新が期待される。
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