2シーズン連続で降格し、今シーズンはB3で戦う新潟アルビレックスBB。再建を目指すチームは8月19日、ブースターとのミーティングを開きました。
■アルビBB シーズン開幕を前にブースターミーティング
【アルビBB 糸満盛人 社長】
「おそらくこの数年間、ストレス・不満だとか、悩ましいところとか、もろもろな思いを感じさせてしまっているだろうと感じている」
19日、長岡市で開かれたブースターミーティング。この会が開かれたきっかけとなったのは、近年の成績低迷にあります。
【アルビBB 糸満盛人 社長】
「『どうしたら、そこまで落ちられるんですか?』というようなことを言われたのが一番ショックだった」
■成績低迷…2年連続の降格に「ストレスたまる」
Bリーグが発足した2016年のシーズンからトップリーグのB1で戦ってきたアルビBB。しかし、2022年シーズンにB2に降格。
【アルビBB 川上明 社長(当時)】
「選手が輝ける場所をつくり切れなかった。経営として反省があるシーズンだった」
1年でのB1復帰を目指したものの、昨シーズンは7勝53敗でB2最下位となり、B3への降格が決まりました。
こうした状況にブースターからは…
【ブースター】
「必ず(ブースターの声を)聞いてくれというわけではないが、ブースターの声に反応しないことが積もれば、特に負けが続いている状況だと『なんなの?』という形でストレスがたまるので、そういうものを改善していただきたい」
このほかにも「なぜ2年連続の降格となったのか」「見に行きたい・応援したいチームづくりをどのようにするのか」などの意見が球団側に寄せられたと言います。
■「1年でB2復帰へ」本気度問われるシーズンに
糸満盛人社長は十分な強化費が確保できなかったことやチーム編成の遅れなど6つの問題点があったと説明。
再起に向けて、それぞれの解決に向けた方向性を示した上でブースターに協力を呼びかけました。
【アルビBB 糸満盛人 社長】
「どこよりも熱いブースターのもとでやれる環境なんだということを(選手たちに)体験させることは皆様方に頼る部分も正直あるが、それは一つ大きいなと思っている」
五十嵐圭選手などかつて中地区優勝に貢献したメンバーが復帰し、1年でのB2復帰を目標に掲げているアルビBB。再建に向けた本気度が問われるシーズンとなります。
【アルビBB 糸満盛人 社長】
「この1年は流れを変える1年だと思っているので、勝利を届けることはもちろん、やっぱりアルビレックスの試合を見て勇気をもらったとか元気が出たという状況にすることに全力を尽くしたいと思う」
■チーム再建は「ブースターの力が不可欠」
アルビBBのホーム戦の平均入場者数は最大3000人を超えていましたが、昨シーズンは1766人まで減少しています。
一方、チームの再建について糸満社長は「ブースターの力が不可欠」だと話していて、ブースターとともに再建の道筋を作れるかが注目です。
アルビBBの今シーズンの開幕戦は9月27日です。
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