■MLB ドジャース 4-9 メッツ(日本時間20日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

今季5度目の先発登板となった山本由伸(25)は、メジャー自身最長の6回99球を投げ7安打4失点(自責3)、今季最多の奪三振9で降板。大谷翔平(29)がタイムリーを放つなど、打線が中盤に奮起して同点に追いつき、勝ち負けはつかず。本拠地初勝利はお預けとなった。

これでメジャーで5試合を投げた山本は、試合後「感覚が良くなってきているところもありますし、徐々に自分のピッチングができている場面もある。少しずつ良くはなってきていると思うので、1試合1試合集中して投げていきたい」と前を向いた。

「試合に負けてしまっているので、もちろん反省と言いますか良くなかったのは間違いないですが、良いところも徐々に出てきていますし、ただ試合に勝てるように投げていきたい」と話した。

この日は初回完璧な立ち上がりだったが、2回にD.J.スチュワートに甘く入った初球のフォーシームを右翼スタンドに運ばれ、先制本塁打を浴びた。さらに1死二塁でマクニールに対し、ピッチクロック違反を取られるも空振り三振としたが、H.ベイダーにセンターへタイムリーを打たれ序盤に0-2とリードを許してしまった。

「序盤はストレートを打たれた場面もありましたし、良いボールも良くないボールもあった」と振り返り、ピッチクロック違反については「ただ時間を超えてしまいました。今日は1回超えてしまいはしましたけど、そこの面も慣れてきていると思います」と特に心配はしていないといい、「スプリットとかは今日、今まででこっちに来てから一番安定はしていたのかなとは思います」と手応えもあったようだ。

6回99球はメジャー最長で球数も最多。「6回までいけたというのは前回よりは良かったです。もっと投げられた方が良いとは思いますが、失点してしまっているのでもっともっと立ち上がりから良いピッチングができるようにやっていきたい」と次戦に向けて意気込んだ。

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