■MLB カージナルス 6ー7 ドジャース(日本時間17日 ミズーリ州 セントルイス、ブッシュ・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)は敵地のカージナルスで「1番・DH」で出場。この日は5打数無安打で、直近3試合では2度目のノーヒット。打率は.294から.291に。
大谷はメジャー全30球団中、唯一カージナルス戦で本塁打を打っておらず、日本人史上初の“全球団制覇”達成に期待が高まったが、この日は快音響かず明日以降にお預け。
2連敗中のドジャースは2点を追う6回、M.ベッツ(31)が12号を放つなど、一挙5点のビッグイニングとなり逆転勝利を収めた。プレーオフ進出に向けて2位のダイヤモンドバックス、パドレスと「2差」に縮まっている中で、カード初戦を1点差で逃げ切り3連敗を回避した。
前日は5打数1安打の大谷。試合前にはWBCで侍ジャパンとして共闘したL.ヌートバー(26)と久々の再会を果たした。
この日は“愛犬デコピン”のイラストが描かれたスパイクで試合へ。初回はかつて巨人(2015年~17年)に在籍していたM.マイコラスと対戦。カウント2-2から5球連続ファールで粘ったが、フルカウントから11球目のスライダーに空振り三振。2点リードで迎えた2回の第2打席は、2死二塁で打席に立ち、初球のスライダーを弾き返したがセカンド正面のライナーに倒れた。試合は劣勢となり、1点ビハインドで迎えた5回の第3打席は左飛に倒れ、マイコラスを前に3打席連続で凡退。
ドジャースは2-4の6回、先頭のベッツが12号ソロで1点差に迫ると、2死から連打で一・二塁のチャンスに。ここでマイコラスが降板し2番手のA.キトレッジへ。打線はM.ロハス(35)がこの好機に同点タイムリーを放つと、続くブルジェイズから移籍してきたK.キアマイアー(34)が移籍後初の5号3ランを放ち、この回で7-4と試合をひっくり返した。
続くK.ヘルナンデス(32)もヒットでつなぐと、2死一塁の場面で大谷が打席へ。直前で代わった3番手のM.リベラトーレに対し、5球目のシンカーを弾き返したが遊ゴロで3アウト。
その後、チームはリリーフ陣が2失点で7-6の接戦となったが、8回、9回を凌いで終盤へ。9回1死で迎えた大谷の第5打席は、5番手のJ.ロメロを相手に、フルカウントから7球目スライダーにバットが空を切り、この日2つ目の空振り三振に。
ド軍は9回、6番手のM.コペック(28)が締め、1点リードで逃げ切った。チームは勝利も大谷は8月はここまで15試合で64打数10安打(打率.156)、直近3戦でも14打数1安打と踏ん張りどころを迎えている。
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