■AFC U23アジアカップ カタール2024(日本時間20日、ジャシム ビン ハマド スタジアム)

サッカーU23日本代表は2ー0でU23UAE代表に勝利し、2連勝で準々決勝進出を決めた。日本は前半から試合の主導権を握りUAEゴールに襲い掛かり、得意のセットプレーから先制に成功する。後半も攻撃の手を緩めず、サイド攻撃からのヘディングシュートで追加点をあげ、UAEを突き放した。

アジアカップはパリ五輪のアジア最終予選も兼ね、3位以内に入れば出場権を獲得し、4位になった場合はギニアとの大陸間プレーオフに回る。8大会連続の五輪出場を目指す日本は16日に中国を1-0で下し、中2日でUAE戦に臨んだ。

スタメンは中国戦、大活躍のキーパー・小久保 玲央ブライアン(23)、DFには関根大輝(21)、木村誠二(22)、鈴木海音(21)、大畑歩夢(22)。MFは川崎颯太(22)、山本理仁(22)、佐藤恵允(22)、山田楓喜(22)、FWに藤尾翔太(22)、荒木遼太郎(22)とスタメンを7人を入れ替えた。

日本は序盤、ワンタッチでのボール回しから山田楓や関根が強烈なミドルシュートを放つがGKにセーブされる。20分には初先発となった荒木が、敵陣左サイドでボールを受けると、振り向きざまにシュートを放つなど、再三に渡りUAEゴールを脅かす。

そして迎えた27分。山田楓のコーナーキックをファーサイドで受けた山本が折り返すと、186cmの木村がヘディングシュート。ボールはポストに当たってUAEゴールに転がり込み、日本が1-0と先制に成功する。

その後もセットプレーやサイド攻撃などで相手ゴールに迫り、試合の主導権を握った日本。追加点こそ奪えなかったが、1点リードで前半を終えた。

後半も立ち上がりから、佐藤が中に切れ込んで強烈なシュートを放ち、相手陣内に攻め込む日本。両サイドからクロスを何度となく放り込み、相手ゴールに迫っていく。

得点の機運が高まる中迎えた21分、左サイドで佐藤がボールを受けると、大外を大畑が駆け上がり佐藤からのスルーパスが通る。大畑がペナルティエリア左の深い位置からクロスを上げると、走り込んだ川崎が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。日本が待望の2点目をあげた。

その後も途中出場の松木松木玖生(20)や細谷真大(22)を中心にUAE陣内に攻め込む。UAEのカウンターにも速い出足で対応し、得点を許さない。攻守に渡り終始試合を支配した日本が2-0で快勝し、準々決勝進出を決めた。

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