15日に行われた夏の甲子園2回戦で、島根代表の大社が長崎代表の創成館を相手に、延長10回タイブレークの末に5対4で破り、3回戦進出!ベスト16入りを果たしました。
この試合、大社高側のアルプススタンドには、地元からの大応援団が詰めかけ選手を後押しするとともに、甲子園での勝利に沸きました。
午前6時過ぎ、大社高校近くの浜山公園。大社高校の生徒を乗せるためのバスがずらりと並びます。
生徒:
「10対0で((勝ちます)。大社高校がずっと練習している小技で点を取ってくれると思います」
「がんばって!もう一勝!」
全校生徒の約半数にあたる356人を乗せて、甲子園へ出発しました。向かうのは生徒だけではありません。
応援ツアー参加者:
「応援しますので、しっかり力を出して頑張ってほしいと思います」
「絶対勝ってほしいですね!真庭くんにあの投球してもらって、盛り上がって帰りたいですね」
松江市の旅行会社が、急きょ応援バスツアーを企画。OBやOGなど総勢約220人が6台のバスに乗り込み、甲子園に向かいます。
甲子園まで約6時間の道のり。地元から駆け付けた約600人の大応援団が、アルプスを埋め尽くします。
中には、初戦がコンクール出場と重なったため現地で応援できなかった吹奏楽部もの生徒も。大迫力の演奏で選手を後押しします。
さらに、32年前に甲子園に出場したOBも声援を送ります。
そのうちの一人である藤江信賢さんは、2番ショートで出場する息子の龍之介さんが甲子園でプレーしていることを感慨深く見守っています。
藤江信賢さん:
息子にはいつも通り仲間と一致団結してがんばれば、結果は自ずとついてくるんで、しっかり頑張れと声を掛けたい。
この大声援を力に変え、大社ナインが聖地で戦い、見事勝利を収めました。
夏の大会で2勝を挙げるのは、前身の杵築中が出場した1917年の第3回大会以来実に107年ぶりです。
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