初の甲子園出場にして、惜しくも8月14日の2回戦で敗退した新潟産大附属ナイン。熱戦を終え、宿舎で行われた最後のミーティングで選手から語られたのは“仲間への感謝”の思いでした。
■熱戦終え最後のミーティング…「出会えて本当によかった」
甲子園初戦で強豪・花咲徳栄を破り、14日の2回戦で春の近畿王者・京都国際を相手に終盤まで粘り強く戦った新潟産大附属ナイン。
試合は惜しくも敗れましたが、宿舎に戻ると…
【新潟産大附属 吉野公浩 監督】
「あれだけの試合ができた。粘った君たちの野球は素晴らしかったと思う」
吉野監督から県大会ノーシードから共に勝ち上がり、甲子園初出場・初勝利を果たした選手たちに激励と感謝の言葉が贈られました。
【新潟産大附属 吉野公浩 監督】
「これまで野球で勝ち続けたのと一緒で、これから就職や進学があるが勝ち続けてもらいたい。君らと出会えて本当によかった。ありがとう」
■3年生から仲間へ感謝の言葉「チームに助けられた」
そして、最後の夏を駆け抜けた3年生も挨拶。口にしたのは仲間への感謝でした。
【新潟産大附属 千野虹輝 選手】
「新潟県大会で自分は打てなくて、チームに助けられていたことがたくさんあった。甲子園では、チャンスで回してくれて一本打つことができてうれしかった」
県大会では打率が伸び悩んだ千野選手ですが、甲子園初戦でチームの初得点をもたらすタイムリーを放ちました。
【新潟産大附属 多田大樹 選手】
「本当に何度もやめようと思ったが、仲間に支えられて、この夏、4番に帰って来られて…」
今年3月に練習試合で左手を骨折した多田選手。夏の県大会までにケガを治し、4番として打線を牽引しました。
そして、いつも明るく冷静にチームをまとめてきた平野キャプテン。
【新潟産大附属 平野翔太 主将】
「本当にみんなに支えてもらって、1年間キャプテンをやれたと思う。この仲間と出会えて、産附で野球を続けてきて本当によかった。ありがとうございました」
■「最高の仲間」エース取り合ってきた“二枚看板”の絆
二枚看板としてチーム支えてきたピッチャーの宮田選手と田中選手は継投で投げ抜いてきた数々の試合を通し、その絆を深めていました。
【新潟産大附属 宮田塁翔 投手】
「お互いにエースを取り合ってきて、良いライバルだったし、最高の仲間。大好き」
【新潟産大附属 田中拓郎 投手】
「塁翔がいなかったら、絶対自分はここまで成長できていないと思うし、一緒に切磋琢磨してやってきたので、僕も大好き」
仲間を信じ、自分たちの可能性を信じて勝ち進んできた新潟産大附属の夏。その姿は見る人たちの心に深く刻まれたはずです。
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