去年、キックボクシングの世界チャンピオンに輝いた小林市出身の寺田匠選手。

9月、K−1のタイトル戦に挑むことになりました。


目にも止まらぬパンチと、強烈なキック。

小林市出身のキックボクサーでK−1ファイターの寺田匠選手(23)です。

寺田選手は、去年11月にイタリアで開かれたISKA世界スーパーフェザー級タイトルマッチでKO勝ち。

キックボクシングの世界王者に登り詰めました。

(小林市・出身寺田匠選手)「もともと空手をずっとしていたので、蹴りが得意だったんです。でも蹴りだけじゃ勝てないし、パンチもすごく練習した。だからどっちが得意というのはなくて、どちらも平均ぐらいの力の強さだと思います。」

そう謙遜する寺田選手は、2000年生まれ。

物心ついた時から道着に身を包み、父・博章さんの指導の下、厳しいトレーニングを積んできました。

Q.寺田選手はどんな少年だった?
(父・博章さん)「根性がありました。小学校1年生ぐらいの時に階段上り(のトレーニング)をさせて、地元の高校の部活動生と一緒に競争して、頑張れ頑張れって声かけてもらっていました。」

(小林市出身・寺田匠選手)「戦いって技術も関係しますけど気持ちが強いやつが勝つって思ってるんで、その気持ちの強さが今(結果に)出ていると思います。」

空手で鍛えられた上げたメンタルを武器に格闘技界の新星となった寺田選手。

現在は拠点を東京に置き、K−1のリングが主戦場です。

今年5月には武尊選手率いるteam VASILEUSに加入し、先月の試合でも勝利を収めるなど、通算成績は10戦9勝4KO。

次の目標をK−1フェザー級のタイトルマッチに定めました。

(小林市出身・寺田匠選手)「K−1ってみんなが知っている団体なので、そこの世界のベルトを取りたいって気持ちが強いので、そこに向けて頑張ります。」

そして、今月9日、K−1フェザー級の対戦カード発表会見。

現チャンピオン軍司泰斗選手とのタイトルマッチが決定しました。

(K−1・宮田充プロデューサー)「K−1が自信を持って出せる、ナンバー1のタイトルマッチだと思っています。本当にご期待ください。」

(小林市出身・寺田匠選手)「自分の出身の宮崎できのう地震があって、大変な方たちが多いと思うんですけど、勇気を与えるにはベルトを取ることだと思う。絶対に取ります。」

夢のK−1チャンピオンまであと一歩に迫った寺田選手。

2冠目をかけたK−1フェザー級のタイトルマッチは、9月29日に国立代々木競技場第二体育館で行われます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。