■第106回全国高校野球選手権記念大会 第8日 2回戦 小松大谷 3-0 大阪桐蔭(14日・甲子園球場)
大阪桐蔭(大阪)が小松大谷(石川)に敗れ2回戦敗退となった。試合は0ー0で迎えた7回表、ここまで無失点に抑えていた先発・森陽樹(2年)が1死一、二塁と走者を背負うと送球エラーの間に先制を許した。さらに小松大谷の3番・田西称(2年)に適時打を浴び2ー0。8回表には2番手・平嶋桂知(3年)が登板も1点を失い3ー0とリードを広げられた。打線は走者を出すも5安打完封と得点に繋がらず。6年ぶり6度目の夏の全国制覇を目指すも届かなかった。
1回戦では興南(沖縄)に快勝し春夏連覇校同士の対戦を制した。先発した背番号11、中野大虎(2年)が4安打完封。打っては吉田翔輝(3年)の適時三塁打で先制するとその後も得点を重ね前半4回までに5得点を奪い2回戦へ駒を進めた。
この試合の先発マウンドに上がった背番号16、森は身長189㎝の長身右腕。大阪大会決勝、東海大大阪仰星戦で15奪三振1失点の完投を披露した。
その森の立ち上がり小松大谷の先頭・山崎悠太(3年)に対し149㎞のストレートを投げ込むなど力強い投球。1死から2番・石浦慈人(3年)に死球で出塁を許すも後続を二者連続三振に抑え得点を与えず。
打線は小松大谷の先発・西川大智(3年)に対し1回、2死走者無しから先頭の境亮陽(3年)が中安打で出塁も4番・徳丸快晴(3年)は二ゴロに倒れ得点ならず。その後、前半5回まで得点圏に走者を進めるも本塁を踏むことはできなかった。
両チーム無得点のまま試合は後半に入り7回表、森が1死一塁から1番山崎に左安打を放たれ走者一、二塁に。ピンチを背負うと2番・石浦の一ゴロで併殺を試みたショート・宮本楽久(2年)が悪送球。その間に1点の先制点を与えた。さらに森の暴投で2死三塁と走者に進塁を許すと3番・田西にセンターへの適時打を放たれ2点目を失った。
8回表からは2番手・背番号1のエース・平嶋が登板。しかし1死走者無しから四球、平嶋の暴投などで2死三塁とすると8番・西川にピッチャーへの適時内野安打を許し3点目を与えた。
3点を追う打線は終盤に入るも小松大谷の西川の前に好機を作れず。9回は走者を出すも得点の本塁を踏めないまま試合終了。敗れた大阪桐蔭は2回戦敗退となった。
※写真は大阪桐蔭・森陽樹投手
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。