8月11日(日)長野県北軽井沢町で行われた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」大会最終日。12アンダーの単独トップでスタートした河本結(25)が、ツアー2勝目を挙げた。
ドラマティックな激闘だった。
6アンダーでスタートし驚異の6バーディーで単独にトップに躍り出たのは、ツアールーキーの政田夢乃。しかし、18番ホールに落とし穴が待っていた。セカンドショットを池に入れてしまい、まさかのダブルボギー。10アンダーとスコアを落とす。
一方の河本は0バーディー1ボギーと我慢のゴルフを強いられた。入ってもおかしくない絶妙なタッチのバーディートライが幾度となくあり、そのたびに観客も河本自身も感情をあらわにした。それでも、最後まで耐え抜いて耐え抜いて、持ち前の明るさでファンに元気と感動を届けた。
優勝インタビューでは、初優勝を挙げた2019年3月の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」以来5年5カ月ぶりの優勝についてこう振り返った。「本当に苦しかったが、“苦しい”とか“悔しい”とか情けない思いがあったから今の自分があると思う。私一人では成し得なかったことなので、本当に多くの方々に感謝したい」。
酸いも甘いも経験してきたからこそ垣間見えた本音。
「もっともっと盛り上がる優勝争いができるように頑張りたい」
飽くなき探究心は留まるところを知らない。今後の活躍にもさらに期待が高まる。
これで、1998年度生まれの「黄金世代」によるツアー優勝は通算50勝目。
2位タイには2000年生まれの政田夢乃、2年5カ月ぶりの優勝を狙った堀琴音、同じく黄金世代の小祝さくらがトータル10アンダーで並んだ。
<大会最終結果>
優勝 河本 結 -11
2位タイ 政田 夢乃 -10
小祝 さくら -10
堀 琴音 -10
5位 関 彩美悠 -8
6位タイ 高橋 彩華 -7
竹田 麗央 -7
佐久間 朱莉 -7
笠 りつ子 -7
10位タイ 小滝 水音 -6
安田 祐香 -6
阿部 未悠 -6
岩井 明愛 -6
泉田 琴菜 -6
原 英莉花 -6
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