■MLB ドジャース 4ー1 パイレーツ (日本時間11日、ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)は本拠地でのパイレーツ戦で「1番・DH」で出場し、3打数無安打1四球で打率は.300。2試合ぶりのノーヒット、首位打者はパドレスのL.アライズ(27)に抜かれ、ホームランはブレーブスのオズーナ(33)に並ばれた。
前日10日に3試合ぶりの35号を放った大谷、この日はパイレーツの先発は新人王最有力のP.スキーンズ(22)、初対戦となった6月6日には3打数2安打、161キロをセンターへ弾き返してホームランを放った。
全米も注目する2度目の対決、1回の第1打席、1球目は内角へ157キロのストレート、大谷は腰を引いて避けたがストライクの判定。すると今度は外角低め151キロのシンカー、このボールにバットを出したがファーストゴロに倒れた。
しかし、ドジャースは2死二塁のチャンスを作ると、4番に入ったG.ラックス(26)が左中間へタイムリーツーベース。幸先よくドジャースが先制した。
3回、無死一塁で大谷の第2打席、外角中心の攻めでカウント1-1から外角高めのストレートを2球連続でファール、伸びのあるボールを捉えることが出来ない。そして、カウント2-2から外角低め150キロのシンカーに空振り三振となった。ところが1死二、三塁とチャンスを広げるとまたも4番・ラックスが2点タイムリー、3対0。4番に起用したDロバーツ監督(52)の采配が見事的中した。
しかし、5回途中、ここまで好投していた先発のR.ライアン(25)が投球の際に顔を歪める緊急事態、ロバーツ監督とトレーナーが慌ててマウンドへ向かったが降板となった。
5回、大谷とスキーンズ、3度目の対戦。球数が70球に近づいたストレートに伸びは衰えず、大谷は155キロのストレートのファールと捉えることが出来ない。そして、カウント2-2からの5球目、134キロのカーブに空振り三振。大谷はスキーンズに完璧に抑えられた。
7回、ベンチで次の打席を待っていた大谷はモニターで相手ブルペンを確認していた。球数が91球となったスキーンズは6回で降板、7回、無死二、三塁のチャンスで大谷の第3打席、パイレーツ2人目B.ヘラー(33)と対戦だったが、パイレーツベンチは今季8個目の申告敬遠。本拠地ファンの大ブーイングが鳴り響いた。
大谷は3打数無安打1四球で打率は.300。2試合ぶりのノーヒットに終わった。首位打者争いをしているパドレスのL.アライズ(27)は6打数2安打で打率は.302で大谷は首位打者陥落、そして、ホームラン王争いしているブレーブス・オズーナ(33)はロッキーズ戦で35号ホームランを放ち並ばれてしまった。
チームは最強新人のスキーンズを攻略し、2連勝を飾ったが、2位のパドレスは延長でマーリンズに勝利し、7連勝。ゲーム差は2.5のままとなった。
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