■プロ野球 DeNA 14-4 ヤクルト(10日・横浜スタジアム)

DeNAはヤクルトに今季最多14得点を奪い勝利、3連勝を飾った。試合は序盤から猛攻を繰り広げ2回までに7得点を挙げた。中盤4回裏には7番・松尾汐恩(20)にプロ初打点となる適時打が飛び出すなど2得点。5回裏には4番・オースティン(32)の第18号2ランなどで3点を加えた。8回裏にも2点を加える猛打で今季最多19安打、14得点に。この試合で2番・梶原昂希(24)、3番・佐野恵太(29)、7番・松尾が猛打賞。6番・牧秀悟(26)は4打点を挙げた。投げては先発・大貫晋一(30)が7回4失点(自責2)の粘投で4勝目を挙げた。

前日の試合では梶原に第1号2ラン本塁打で同点とすると山本祐大(25)にも第3号ソロ本塁打が飛び出し勝ち越しに成功。7回にも得点を重ねるとリードを広げた。先発で登板した石田裕太郎(22)は7回2失点と試合を作り4勝目を挙げた。この試合の先発・大貫は今季12度目の登板。前回登板となった6月13日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)では5回1失点の投球で勝利を挙げた。

その大貫の立ち上がりは先頭の長岡秀樹(22)を空振り三振、2番・武岡龍世(23)を中飛に。3番・サンタナ(32)を右飛に打ち取り三者凡退に抑えた。

打線はその裏、ヤクルトの先発・高橋奎二(27)に対し先頭の桑原将志(31)が初球から振り左安打で出塁。2番・梶原は二ゴロで走者入れ替わり1死一塁とした。3番・佐野は粘って四球を選択。走者一、二塁で4番・オースティンも四球で出塁し満塁のチャンスを迎えた。5番・宮﨑敏郎(35)はフルカウントから死球を受け押し出しで先制点を挙げた。さらに6番・牧の打球はサンタナのグローブを弾くレフトへの適時打となり3ー0に。

しかし直後の2回表、4番・村上宗隆(24)にショートへの内野安打で出塁を許すと1死二塁から6番・宮本丈(29)にセンターへの適時打を放たれ1点を返された。

2回裏にはこの回先頭の8番・西浦直亨(33)が左安打を放ち出塁すると9番・大貫が送りバントを決め得点圏に走者を進めた。1番・桑原も左安打で繋ぐと2番・梶原のレフトへの適時打が飛び出し4点目、3番・佐野の打球はライトへの適時二塁打となり5点目を加えた。打線の猛攻は止まらず、ヤクルトの2番手・ロドリゲス(26)に対し2死満塁から6番・牧が振り抜いた打球はレフトへの適時二塁打に。7ー1とこの回一挙4得点で大きく突き放した。

中盤に入り4回裏にも2番・梶原の中安打から3番・佐野がライトへ適時二塁打を放ち8点目を加えた。2死一、二塁からは7番・松尾がレフト線を破る適時二塁打を放ち9ー1とした。

5回表に5番・オスナ(31)、6番・宮本に連打を浴び走者を背負うと7番・西田明央(32)の併殺打の間に2点目を返され9ー2に。

5回裏、ヤクルトの3番手・石山泰稚(35)に対し1死走者無しから2番・梶原が打球をライトに運ぶと快速を飛ばし三塁へ。続く3番・佐野がライトへの適時打を放ち10点目を加えた。さらに4番・オースティンにレフトスタンドへの2ラン本塁打が飛び出し12点目。

試合は終盤に入り7回表、先頭の7番・西田に出塁を許すと2死一塁から1番・長岡にライトスタンドへの本塁打を浴び12ー4。

大貫は7回91球を投げ抜き7安打4失点(自責2)で降板。8点リードで8回表は2番手・坂本裕哉(27)が無失点に。その裏、7番・松尾がセンターフェンス直撃の二塁打を放ち出塁。8番・西浦も中安打で繋ぐと、代打・蝦名達夫(26)の三ゴロ間に13点目、2死二塁から2番・梶原のレフトへの適時打で14点目を加えた。10点リードで9回表は3番手・中川颯(25)が無失点に抑え試合終了。DeNAはヤクルトに連勝し2戦目でカード勝ち越しとなった。

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