■パリオリンピック™　レスリング女子57キロ級　決勝（10日、シャンドマルス・アリーナ）

レスリング女子57キロ級の決勝が行われて、櫻井つぐみ（22、育英大学助手）がA.ニキタ（25、モルドバ）に勝利し、金メダル。東京五輪の川井梨紗子に次ぐ日本勢2大会連続金メダルとなった。

準決勝は2016年に女子53キロ級で吉田沙保里の五輪4連覇を阻止したH.マルーリス（32、アメリカ）に先手を取られたがそこから逆転して勝利を収めた。櫻井は「絶対勝つという気持ちで1試合全てを出し切って、絶対に優勝できるように頑張ります」と語っていた。

決勝は2023年の世界選手権決勝で戦ったA.ニキータ（25、モルドバ）、櫻井は落ち着いた表情で入場、開始1分27秒、片足タックルから2点を先制した。第1ピリオド終了間際にも櫻井がバックを取り2点を加えた。

4-0とリードした第2ピリオド、櫻井は終始、得意な攻撃の形を取り、優位に試合を進めた。残り36秒でバックを取り2点を加えると最後まで得意な形を崩さず、櫻井は初出場で金メダルを獲得、東京五輪の川井梨紗子に次ぐ日本勢2大会連続金メダル、レスリング日本勢は東京五輪に並ぶ、5つ目の金メダルとなった。

試合後、櫻井は「ここで優勝するために練習してきましたから、優勝できて本当に良かったです」と喜びを表した。「やってきたことを出すだけだと思ってやりました」と試合を振りかえり、「もう本当に最高です」と最後は笑顔を見せてくれた。

【櫻井つぐみ　パリ五輪成績】
1回戦：6-1　H.テーラー（27、カナダ）
準々決勝：フォール勝ち　L.バルベルデ（33、エクアドル）
準決勝：10-4　H.マルーリス（32、アメリカ）
決勝：6-0　A.ニキータ（25、モルドバ）

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。