■レンジャーズ 4ー6 アストロズ(日本時間8日、テキサス州アーリントン、グローブライフ・フィールド)
アストロズ・菊池雄星(33)が敵地でのレンジャーズ戦に移籍後2度目の先発、菊池は5回1/3、100球を投げて、被安打4(本塁打1)、奪三振8、四死球3、失点2(自責点2)で防御率は4.62。6月12日以来の白星を挙げて、移籍後初勝利となった。
首位を0.5ゲーム差で追うア・リーグ西地区2位アストロズは同地区3位のレンジャーズとの一戦。このマウンドを任されたのが移籍2度目の登板となった菊池。
菊池登板の前に1回表、アストロズ打線は1死満塁のチャンスを作り、5番・J.ペーニャ(26)の内野ゴロの間に1点を先制した。菊池は立ち上がり、わずか9球でレンジャース打線を3者凡退に打ち取った。
2回、先頭打者の4番・J.ヤン(26)にヒットを許すと、盗塁とキャッチャーの送球エラーで無死三塁のピンチを招いた。続く5番・W.ラングフォード(22)は前進守備の網にかけてショートゴロ、6番・N.ロウ(29)はストレートで見逃し三振、7番・A.ガルシア(31)はセンターフライと無失点に抑えた。
するとその裏、3番・Y.アルバレス(27)が22号ソロで追加点をプレゼント、ピンチを切り抜けた菊池に流れが来た。
3回には1死一塁から1番・J.スミス(27)をストレートで見逃し三振、さらに3番・M.セミエン(33)もストレートで空振り三振。4回には4番・ヤンもストレートで三振を奪うと、四球とヒットで走者を背負ったが7番・ガルシアをストレート、8番・R.グロスマン(34)をスライダーで2者連続三振に打ち取った。
勝ち投手の権利がかかった5回、球数も70球と多くなってきたが簡単に2死を奪うと、2番・シーガーはカーブで空振り三振。3者凡退に抑えると、ベンチに戻る際にはキャッチャーのV.カラティニ(30)と会話をしながら笑顔を見せていた。
すると6回、6番・カラティニが6号ソロホームラン、菊池とバッテリーを組む相棒が大きな追加点、3対0とアストロズがリードを広げた。さらに3連打で2得点とメジャー30球団中3位のチーム打率を誇る打線が援護点をあげて菊池を楽にした。
6回のマウンドにあがった菊池だが先頭の3番・セミエンにストレートが甘く入ってしまい17号ソロを浴びた。その後、1死から四球を与えたところで菊池は降板、悔しそうな表情でマウンドを降りた。菊池は5回1/3、100球を投げて、被安打4(本塁打1)、奪三振8、四死球3、失点2(自責点2)で防御率は4.62。中継ぎ陣がリードを守り切り、菊池が移籍初勝利を挙げた。
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