■パリオリンピック™ スケートボード女子パーク決勝 (現地時間6日、コンコルド広場)
東京五輪銀メダリストで世界ランキング1位の開心那(15、WHYDAH GROUP)が、3回目のランでマークした92.63で銀メダルを獲得し、2大会連続メダルの快挙を果たした。2023年アジア大会金メダリストで五輪初出場の草木ひなの(16、スターツ)は3回目の69.76で8位だった。東京五輪金メダリストの四十住さくら(22、第一生命)は予選敗退となった。
スケートボード女子パークは制限時間45秒のランを3回行い、100点満点で最も得点のよかったスコアを採用するベストラン方式で決まる。決勝は8人でメダルを争い、1回目のランから多彩な技が続出するハイレベルな戦いが繰り広げられた。
世界ランキング1位の開は1回目のランから、代名詞である「ノーズグラインド」を完璧に決め、最後は出場選手の中で開だけが繰り出す技「ウォールライド」で締めてフルメイク。91.98をマークし、1回目を終えて唯一の90点台の暫定1位で2回目のランへ。2回目は終盤の「キックフリップインディー」で転倒してしまい、79.79。3回目でアリサ・トルー(オーストラリア)とスカイ・ブラウン(イギリス)に抜かされ、暫定3位で最終ランを迎えた開は、「540」を確実に決め、今大会で自身最高得点となる92.63をマークし、2大会連続の銀メダルに輝いた。
予選を3位で突破した草木は、1回目のランでドロップイン直後に、デッキの先端をつかんで回す「ラップエア」で転倒してしまい、2.66。2回目は「ラップエア」を確実に決めたが、「キックフリップ」で再び転倒してしまい、17.86の最下位で最後の3回目を迎えた。最終ランも、終盤の「540」で転倒してしまい、69.76。3本ともフルメイクすることができなかったが、笑顔でパークを後にし、8位で終えた。
東京五輪で初採用されたこの競技で連覇を狙った四十住は予選の1回目のランでマークした79.70で10位となり、上位8人が進む決勝進出を逃した。
【スケートボード女子パーク決勝】
金 アリサ・トルー(オーストラリア)93.18
銀 開心那(日本) 92.63
銅 スカイ・ブラウン(イギリス)92.31
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