7日に開幕する夏の甲子園を前に、宮崎県代表の宮崎商業は、前回、新型コロナの集団感染で出場ができなかった悔しさをバネに一戦必勝を目指します。
宮崎商業は、県大会決勝で富島を4対3で破り、3年ぶり6回目の夏の甲子園出場を決めました。橋口光朗監督は、甲子園では宮崎商業らしい、守備からリズムを作る野球で、3年前の悔しさを晴らしたいと意気込みます。
Q・3年前はコロナで出場できませんでした
(橋口光朗監督)
「当時(3年前)は本当に悔しい気持ち。何とか一試合でもという気持ちで終わってしまったので、今回は一試合でも多く勝って、当時お世話になった方々・教え子に報告したいです。」
チームにリズムを作る守りの中心は、小野壮真投手・上山純平投手・中村奈一輝投手の3本柱。小野は緩急、上山は力のある真っすぐ、中村は切れのある変化球を武器に、全国の強打者に挑みます。
(小野壮真投手)
「いつも通り打たせて取って、チームに流れを呼ぶ投球をします。」
(上山純平投手)
「自分の持ち味は力強いストレートなので、先を見ずに一人一人打者に全集中して投げます。」
(中村奈一輝投手)
「ストレートでカウントをとりながら決め球のスライダーを使って、自分のピッチングを甲子園で見せたいです。」
打撃陣で注目は、富島との決勝戦で先制ツーランを放った3番・甲斐夢都選手。
(甲斐夢都選手)
「自分の持ち味はつなぐバッティングで、4番・5番にいい打者がいるので、長打は狙わず、つなぎを意識してやります」
そして橋口監督が全幅の信頼を置くのがキャプテンの谷口真選手。勝負強いバッティングでチームに勝利を呼び込みます。
(谷口真主将)
「いろいろな方々に恩返しする大会にするために、一生懸命できることを精一杯やって頑張ります。まずは甲子園で勝つことを目標にして、甲子園に出るからには一番上、優勝を目指して一戦一戦目の前の試合を頑張ります」
気になる組み合わせです。宮崎商業は今月10日・土曜、大会4日目の第1試合で愛知県代表・中京大中京と対戦します。
夏の甲子園・宮崎代表は、2019年以来、初戦を突破できていません。宮崎商業には令和初の勝利を期待したいです。
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