プレーオフ圏内との勝ち点差はわずか『4』。サッカーJ2・いわきFCは、8月4日ホームでブラウブリッツ秋田との「東北ダービー」に臨んだ。
◇明治安田J2リーグ第25節・8月4日ハワイアンズスタジアムいわき
<いわきFC 2-0 ブラウブリッツ秋田>
試合は開始早々に動いた。
前半4分、いわきFCの西川、粘って加瀬に繋ぐ。加瀬がドリブルからクロスを上げ、谷村シュート。「加瀬がいいところ見てくれて、ちょっと難しかったんですけど、低く打つことを意識して、入ってよかったです」と話した谷村海那選手。カウンターから谷村の一発でいわきが幸先よく先制する。
1点リードで迎えた後半…「まずは思いっきりやって来いってうことを言われたんですけど」と話した加藤大晟選手。追加点が欲しいいわきは、特別指定選手として新たに加わったFWの加藤を投入する。加藤選手は「チームが苦しい時間帯に、前で起点になってチームを助けることだったり、FWなので、最後のフィニッシュのところを見てもらいたいなと思います」と話す。
すると後半24分。有馬のクロスに決めたのは、またも谷村!リードを2点に広げる。
その後も攻撃の手を緩めないいわき。加藤にもチャンスが回ってくるが…ヘディングは惜しくも枠の外。加藤選手は「ゴール取りたいって気持ちが前に出ちゃって。そこは次に繋げたいなと思います」と話した。
そして、試合終了の笛。ホームでの勝利は約3ヵ月ぶり、喜びをサポーターと分かち合った。サポーターは「ホームでずっと、どんわっせ見てなかったので、それが見たいなって一心でした。2点決めて最高の試合でした」と喜びに浸った。勝利の「どんわっせ」の掛け声がスタジアムに響きわたった。
いわきFCは順位を一つ上げて7位に浮上。
目標であるクラブ初のプレーオフ出場圏内入りに向けて残り13試合。次は8月10日リーグ10位の愛媛FCと対戦する。
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