■パリオリンピック™ サッカー男子 準々決勝 日本ースペイン(日本時間2日、リヨン競技場)

サッカー男子日本代表は準々決勝でスペインと対戦し、0-3で敗れ準決勝進出を逃した。前半スペインに先制された日本は、細谷のゴールで同点と思われたがオフサイドの判定で取り消しに。後半にもスペインに2点を追加された日本は準々決勝で姿を消すこととなった。オリンピックでの56年ぶりのメダル獲得はならなかった。

2021年の東京五輪準決勝で日本はスペインと戦い延長戦の末、0-1で敗れた。3年越しのリターンマッチの先発は、GKに小久保玲央ブライアン(23)、DFに関根大輝(21)、高井幸大(19)、木村誠二(22)、大畑歩夢(23)の4人。MFに主将の藤田譲瑠チマ(22)、山本理仁(22)、山田楓喜(23)、FWに三戸舜介(21)、細谷真大(22)、斉藤光毅(22)の3人が入った。

日本は前半11分、自陣でボールを奪われると、ゴール前でパスを受けたF.ロペス(21)に振り向きざまの強烈なシュートを打たれ、今大会初失点。序盤でスペインに1点を先制される。

32分には右サイド、関根のスルーパスに反応した山田が抜け出し、ゴール前に折り返すが、相手DFにクリアされる。40分には敵陣内左サイドで大畑が中央へパス。受けた藤田がゴール前の細谷へ送る。細谷はDFを背負いながらも反転して右足を振り抜く。ボールはゴールに突き刺さり同点に追いついたと思われたが、VARでオフサイドの判定に。日本の得点は取り消され、日本は1点ビハインドで前半を終えた。

後半、スペインの強烈なシュートをGK小久保が左手一本でセーブ。これ以上追加点は許さないとばかりに気迫を見せる。しかし、スペインペースで試合は進む。素早いパス回しからのシュート、カウンターからのサイド攻撃など分厚い攻めで日本ゴールを脅かす。

それでも15分過ぎから日本が怒涛の攻めを見せる。斉藤が左サイドでボールを奪うと、藤田へ繋ぎ、すぐさまゴール前にパス。19分には、右サイドを攻略し、クロスに走り込んだ三戸が合わせるが、GKにキャッチされる。22分には右サイドのスルーパスに抜け出した斉藤が決定的なクロスを入れるが、誰にも合わず、ボールは流れてしまう。

しかし28分、日本は一瞬の隙を突かれる。スペインのコーナーキックを、F.ロペス(21)に胸でワントラップからの強烈なシュートを浴び、2点目を奪われる。41分にはダメ押しとも言えるゴールを許し、0-3で日本はスペインに敗れ、前回大会のリベンジはならなかった。

大岩ジャパンは、8大会連続12回目となる五輪切符を獲得。1968年メキシコ大会以来56年ぶりのメダル獲得を目指す。パリ五輪で日本はグループDに入り、7月25日にパラグアイを5-0で下し、28日にマリに1-0で勝利、31日にイスラエルにも1-0で勝利、予選リーグ3連勝でD組を1位通過した。

【試合日程】※日本時間
7月25日 日本 5-0 パラグアイ(フランス・ボルドー)
7月28日 日本 1-0 マリ(フランス・ボルドー)
7月31日 日本 1-0 イスラエル(フランス・ナント)
8月3日 準々決勝 日本 0-3 スペイン

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。