■パリオリンピック™ バドミントン混合ダブルス3位決定戦(現地時間2日、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)
東京五輪銅メダル、世界ランク5位の渡辺勇大(27、BIPROGY)・東野有紗(28、BIPROGY)ペアが世界選手権王者で世界ランク2位の韓国のソ・スンジェ(26)チェ・ユジュン(29)に2‐0(21‐13、22‐20)で勝利し、2大会連続の銅メダルを獲得した。
序盤から長いラリーがつづき、1点を取るのも一苦労。ワタガシペアは2-5と追いかける展開となったが、東野の好レシーブから渡辺の強打が決まるなど5連続得点で逆転。さらに渡辺がバレーボールの移動攻撃のような横に移動しながらのスマッシュで先に11点目を奪った。その後は二人のスピードが活き、得点を重ね21‐13で先制した。
第2ゲームも東野のレシーブからチャンスを作り序盤リード。前日の準決勝後には涙を見せたが、気持ちを切り替え13年目のコンビネーションを見せた。中盤に韓国ペアの追い上げに合うも、このゲームも先に11点目を奪い折り返した。後半は韓国のソの強打に逆転を許したが、ワタガシペアも連続攻撃で応戦。一進一退の攻防で終盤を迎えるも、ワタガシペアが22‐20で振り切り勝利した。
試合後、渡辺は「もう本当に良かったです」と涙。東野も「2人で金メダル取る気持ちでやってきたので、悔しいですけど、メダルを取れて嬉しいです」と涙ながらに語った。
準決勝では無念の敗退も東野は「その日に切り替えようって勇大くんと話して、2人とも空元気であったと思うんですけどバスの中でも楽しく話しながら、切り替えて臨むことができました」と振り返った。
そして東野は「もう感謝でしかないですし、本当に勇大くんと出会って良かったなっていうふうに思ってます」。渡辺も「もう本当に助けてもらってばっかでここまで組んできて、いろんなことありましたけど、こうやって最後勝って、オリンピックっていう舞台でもう1回表彰台に上がることができてとても嬉しいです」とお互いに感謝の気持ちを伝えた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。