熱戦が続いている高校野球、夏の甲子園、鹿児島県予選。22日は準々決勝2試合が行われ、第1試合は、鹿児島実業 対 樟南の伝統校対決となりました。

鹿児島市の平和リース球場で行われた、夏の甲子園県予選の準々決勝。第1試合はともに県内最多、20回の夏の甲子園出場を誇る伝統校対決です。

2年ぶりの頂点を目指す、第3シード鹿児島実業と3年ぶりの優勝を目指す、第6シード樟南の対戦となりました。

0対0で迎えた4回表、樟南はこの回先頭の2番・塚原がフォアボールで出塁すると、続くバッター・3番キャプテンの坂口がライト前ヒットでチャンスを広げ、守備が乱れる間にノーアウト3塁2塁と先制のチャンスを迎えます。

1アウトの後、打席には5番・政野!

スクイズを試みますがバットには当てられず、3塁ランナーが挟まれてしまいます。しかしタッチをかわしてホームに帰ってきた樟南が1点先取し、6回までに3対0とリードを広げます。

対する鹿児島実業は6回のウラ、ヒットや送りバントで2アウトながら3塁2塁とチャンスを迎えます。

打席には、ここまで2打数2安打の6番高橋!しかし、レフトへの打球は伸びが足りずに3アウト。

この後さらに2点を追加した樟南は、背番号10番の犬窪が緩急をつけたピッチングで9回まで投げきり8安打完封。

5対0で勝利した樟南が準決勝進出を決めました。

樟南・犬窪晴人投手(2年)
「いいピッチングができたので良かった。次からも簡単に勝てる相手ではないと思うので、自分の仕事をまっとうしてピッチングをしていきたい」

樟南・坂口優志キャプテン(3年)
「鹿児島実業の分も背負って甲子園に行きたい」

鹿実・井上剣也投手
「最高のチームととても幸せな野球ができた」

続く第2試合はいずれもノーシードの鹿児島情報と枕崎が対戦し、枕崎が11対1でコールド勝ちし、準決勝進出を決めました。

これでベスト4が出そろいました。準決勝は25日、平和リース球場で行われます。第1試合は神村学園と枕崎、第2試合では樟南と鹿児島城西が対戦します。

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