先週行われた通信陸上広島県大会で神辺西中学校の三好美羽選手が14年ぶりに日本中学記録を更新しました。その三好選手、最終学年の今シーズンレベルアップのために国内最高峰の大会に出場していました。
6月に行われた日本選手権、三好選手は予選を突破し準決勝に進出。
日本のトップスプリンターのスピードを体感しました。
【三好美羽選手】
「全中(全日本中学校陸上)があるのですが、そこに向けて、自信がつきました」
7月6日、通信陸上広島県大会。
8月に行われる全日本中学校陸上の出場をかけ三好選手は予選から記録を狙います。
他の選手を大きく引き離してフィニッシュ。その瞬間、会場が騒然とします。
なんと予選から日本中学記録を上回るタイム。
しかし、追い風が2mを超えていたため参考記録に。
この日の三好選手の敵は朝から吹き続ける強い風でした。
決勝では、風の影響を受けず記録更新となるのでしょうか?
決勝でも得意のスタートで一気に飛び出します。
日本選手権で得た自信を胸に、課題としていた後半でもスピードが落ちるどころか圧倒的な強さを見せゴールを切ります。
決勝では天候も味方につけました。
風はギリギリ公認となる追い風2.0メートル。14年ぶりに日本中学記録を更新。短距離界の歴史に名を刻みました。
【三好美羽選手】
「あこがれの土井杏南選手(前日本中学記録保持者)、レースの時の風は私の方が強かったですが、本当にそんなすごい方とタイムが近いこと本当にとてもうれしいです。高校でもすごいタイムを出されていて、本当にあこがれの人でずっと頑張ってきました。全中(全日本中学校陸上)で優勝を狙いたいと思います。1回も全中、全小(全国小学生陸上)という全国の大会でまだ優勝できていないので、今年こそ優勝を狙いたいと思います」
<スタジオ>
木村さん日本選手権出場は大きな自信になったと思いますが、いかがですか?
【コメンテーター・木村文子さん】(エディオン女子陸上部アドバイザー)
「自信になっていると思う。日本選手権の予選を突破するということが中学校の時代にできるということは、本当に能力があることを証明できたと思う。ただ全中で昨年悔しい思いをしているので、悔しい思いを同じ舞台で晴らしてほしいと思う」
あらためて三好選手の強さのヒミツは?
【コメンテーター・木村文子さん】(エディオン女子陸上部アドバイザー)
「やはりスタートの部分の加速部分が彼女の持ち味だと思う。今回の映像を見ると、少し低い姿勢が若干高くなっている。ここが自分の加速に乗れるようなポイントがとれているので、タイムにもつながっていると思う」
三好選手、8月に行われる全日本中学校陸上での活躍を期待しています。
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