車いすラグビーのパリパラリンピック日本代表が8日、都内で会見を行った。日本車いすラグビーの“顔”、4大会連続のパラリンピック出場となる絶対的エース・池崎大輔(46、三菱商事)は「今のチームは間違いなく世界一になれるチーム」と強気のコメント。「自分と仲間を信じて、パリで全力を出し切りたい」と、自身の集大成へ向けて意気込んだ。

車いすラグビーは、2016年のリオと2021年の東京で銅メダルを獲得している。3大会連続で主将を務める池透暢(43、日興アセットマネジメント)は「身の引き締まる思い」と口許を固く結び、「チームも最高の状態でパリに臨める。一番輝くものを狙っていきたい」と、金メダルを目指すと宣言した。

チームの最年少、橋本勝也(22、日興アセットマネジメント)は東京に続く2大会連続の出場。「この3年間やってきたことは間違いではなかったことを証明したい」と話し、「パリでは悲願の金メダルを獲得したい」と、“次世代のエース”は決意を語った。

車いすラグビーは8月29日から始まる。世界ランキング3位の日本は予選リーグで、同2位のアメリカ、同5位のカナダ、同9位のドイツと戦い準決勝進出を目指す。

【車いすラグビー日本代表選手】
倉橋香衣(33、商船三井)
長谷川勇基(31、 ソシエテ・ジェネラル証券)
小川仁士(23、バイエル薬品)
草場龍治(23、三建設備工業)
若山英史(39、静岡銀行)
乗松聖矢(34、SMBC日興証券)
中町俊耶(29、コロプラ)
羽賀理之(39、ペプチドリーム)
池透暢(43、日興アセットマネジメント)
池崎大輔(46、三菱商事)
島川慎一(49、バークレイズ証券)
橋本勝也(22、 日興アセットマネジメント)

■車いすラグビー
パラリンピック競技で唯一車いす同士がぶつかるタックルが認められている。激しいコンタクトプレーにも耐えられる頑丈な競技用車いすを使用し、ボールは丸い専用球を使用。1チーム4人で戦い、頸随損傷や機能障がいなど四肢に障がいのある選手たちが、巧みな車いす操作でトライを狙う。

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