ウエイトリフティングのパリ五輪日本代表選手の壮行会が7日、都内で行われた。
女子49キロ級・鈴木梨羅(25、ALSOK)、男子73キロ級日本代表・宮本昌典(27、東京国際大学職員)、男子102キロ超級・村上英士朗(28、いちご株式会社)が登壇したほか、五輪2大会連続メダリストの三宅宏実さんや、柔道で2大会連続金メダルを獲得した谷本歩実さんら、メダリストたちも会場に集い、選手たちを激励した。
 
この競技で日本勢唯一の金メダリスト、三宅義信氏の愛弟子である男子73キロ級・宮本は「ボンジュール」とフランス語で挨拶。「気持ちはもうパリに向かっています。ウエイトリフティングを始めてから目標は日本一から始まり、そして東京大会が決まってからは東京五輪に出場するという目標に変わり、次はメダル獲得という目標ができ、そして今は選考ランキングが3番に入った事で今の目標は世界一になることです。パリ大会では金メダルを目指して全力を尽くしていきたいと思います」と意気込みを語った。

日本女子の4大会連続表彰台に期待がかかるのは女子49キロ級・鈴木。

「振り返ると今は女子4大会メダル獲得を目標にしていますけど、そのメダル獲得というのを目標にしていなければ今日ここに立つことは出来なかったと思います。初めての五輪出場という事で、未知の世界ですごく不安に感じる事もあるのですが、それをどれだけ自分が楽しんで当日を迎えられるかというのが勝負になると思う。どんな時も笑顔で表彰台に立つ自分をイメージしながら全てを乗り越えて応援してくれる全ての方々の力と思いを一緒に楽しんで、自分らしく30日後パリでバーベルを持ち上げてきたいと思います」

日本男子40年ぶりのメダルを目指す男子102キロ超級の村上は「タンク村上こと村上英士朗です。パリ五輪では精一杯命がけで戦ってきたいと思いますので応援宜しくお願いします。日本新記録メダル獲得に向けて頑張りたいと思います。メダルは運のところもあると思う。東京五輪も出たかったけど出られなくて、パリでは一番いい記録をだしてメダルをとりたいと思います」と初の五輪出場でメダル獲得を誓った。

ウエイトリフティングは女子49キロ級が8月8日、男子73キロ級は9日、男子102キロ超級は11日に行われる。

【出席した主なメダリスト】
■ウエイトリフティング
三宅義信(1960年ローマ五輪銀、1964年東京五輪金、1968年メキシコシティ五輪金)
三宅義行(1968年メキシコシティ五輪銅 前会長)
砂岡良治(1984年ロサンゼルス五輪銅)
三宅宏実(2012年ロンドン五輪銀、2016年リオデジャネイロ五輪銅)
■柔道
谷本歩実(2004年アテネ五輪金、2008年北京五輪金) 


【パリ五輪ウエイトリフティング日程】*日時は日本時間
8月8日(木) 午前2時30分 女子49キロ級(鈴木梨羅)
8月9日(金) 午前2時30分 男子73キロ級(宮本昌典)
8月11日(日)午前3時30分 男子102キロ超級(村上英士朗)

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