広島カープの 大瀬良大地 投手が今、記録を伸ばし続けている「無失点イニング」―。球団の歴代4位~1位を振り返る。

連続無失点投球 4位 30イニング 佐々岡真司 プロ2年目 1991年

石田充 アナウンサー
第4位・佐々岡真司 さん(当時24)が、1991年に記録しました。

田村友里 キャスター
若い! 細い、佐々岡さん。

石田充 アナウンサー
入団2年目、先発ピッチャーとして春先に30イニング連続無失点。登板した4試合の途中に2完封を含む30イニング連続無失点です。

この年、チームも優勝したんですが、すごかったのが佐々岡投手。17勝(13完投)で最多勝、2.44の最優秀防御率、シーズンMVPに沢村賞も受賞しました。

青山高治 キャスター
全部! 全部、獲っている…

連続無失点投球 3位 34イニング 今村猛 プロ3年目 2012年

石田充 アナウンサー
それを上回るのが、中継ぎで当時20歳の 今村猛 投手。34イニング連続無失点の記録を打ち立てました。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
すごいなあ。中継ぎって、また違ってきますよね。

石田充 アナウンサー
2012年に29試合(5月22日~8月11日)を投げる中で34イニングを0点に抑えました。29試合連続無失点は球団記録にもなっています。

天谷宗一郎 さん
ポーカーフェイスで淡々と投げています。

石田充 アナウンサー
2012年の今村投手はキャリア最多の69試合に登板。リーグ3位の27ホールド。WBC(ワールドベースボールクラシック)の侍ジャパンにも選ばれました。大瀬良投手とは長崎の高校時代からのライバルでもありました。

連続無失点投球 2位 35イニング 大瀬良大地 プロ11年目 2024年

第2位は現在、継続中の大瀬良大地投手(33)です。佐々岡さんや今村投手は20代だったんですが、33歳でこの記録を打ち立て続けているんです。

天谷宗一郎 さん
“新しい大瀬良投手の姿” を見せてくれてます。

石田充 アナウンサー
5月31日の1回に失点しているんですが、エラーがらみなんです。そういうことも考えると、もうすごいこと(ノーヒットノーラン達成も)になっています。

天谷宗一郎 さん
黒田博樹 投手を見ているかのような “内・外の投げ分け” ができていますよね。

石田充 アナウンサー
現在、防御率は0.80まで下がりまして、圧倒的なセ・リーグ1位の数字となっています。そんな大瀬良投手を上回るのは誰かというと…

連続無失点投球 1位 43イニング 大竹寛 プロ8年目 2009年

石田充 アナウンサー
大竹寛投手(当時27)です。天谷さんと同期入団のドラフト1位です。

天谷宗一郎 さん
やっぱり “投げ力” がすごくあったピッチャーだなと思いますね。そして、このがむしゃらさ。

田村友里 キャスター
すごいゼロだらけ。

石田充 アナウンサー
43イニング(2009年4月28日~5月31日・6試合)は、大竹投手が持っている現在のカープの球団無失点記録になっています。2009年は2けた勝利(4年ぶり10勝)をマークした大竹投手。現在はジャイアンツの2軍のコーチを務めていらっしゃいます。

この大竹投手の記録に大瀬良投手はもう次の試合で完封すれば、抜くというところまで近づいています。

田村友里 キャスター
まだ伸びていくかもしれないですね。

石田充 アナウンサー
“数字” が気になる週末になりそうです。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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