■プロ野球 DeNA 3-0 ヤクルト(4日・横浜スタジアム)

DeNAはヤクルトに今季7度目の完封勝利。試合は2回裏、無死一、三塁から7番・京田陽太(30)の内野ゴロ間に先制。6回裏には4番・牧秀悟(26)の適時打で2点目を奪った。さらに8回裏、佐野恵太(29)の適時打で3ー0に。投げては先発・平良拳太郎(28)が9回無失点でプロ初の完封、今季2勝目をマークした。守備では関根大気(29)の好捕、好返球で相手にチャンスを与えず。度会隆輝(21)は8回裏に中安打を放ち16試合連続の出塁となった。

前日の試合では1回に牧の第11号3ラン本塁打で先制するも、同点に追いつかれ迎えた9回表、森原康平(32)がサンタナ(31)に勝ち越し打を浴び、逆転負けを喫した。この試合の先発・平良は今季3試合目の登板。前回登板となった6月27日の巨人戦(横浜スタジアム)は5回1失点と勝ち負けはつかず。

その平良の立ち上がりは先頭の西川遥輝(32)を空振り三振、2番・武岡龍世(23)を遊ゴロに。2死を奪うと3番・宮本丈(29)を一ゴロに打ち取り三者凡退で抑えた。

その裏、ヤクルトの先発・ヤフーレ(26)に対し、先頭の梶原昂希(24)が左飛、2番・度会隆輝(21)が遊ゴロに。2死走者無しから3番・佐野がセカンドへの内野安打で出塁するも続く4番・牧は右飛に倒れ得点ならず。

2回裏、この回の先頭、5番・宮﨑敏郎(35)が左二塁打で出塁すると続く6番・山本祐大(25)も右安打で繋ぎ無死一、三塁に。迎えた7番・京田は二ゴロもその間に三塁走者の宮﨑が本塁に生還し先制点を挙げた。

中盤に入った6回裏、2死から3番・佐野が中二塁打を放ちチャンスを作ると続く4番・牧にレフトへの適時二塁打が飛び出し追加点を奪った。

平良はテンポ良く緩急を活かす快投を披露。8回を投げ安打を放たれるもレフトを守る関根の好返球もあり、得点圏に走者を進めず。

8回表はヤクルトの2番手・ロドリゲス(26)に対し、この回の先頭、1番・梶原が死球を受け出塁すると2番・度会も中安打で繋ぎ無死一、二塁に。続く3番・佐野にセンターへの適時打が飛び出し3ー0とリードを広げた。

3点リードのまま9回表も平良がマウンドに上がると無失点に抑え試合終了。勝利したDeNAはヤクルトにカード勝ち越しとなった。

試合後、三浦監督は「ボールのキレが良くなっている」と平良の投球を評価。平良もプロ初完封について「目指していたところだった」「少しは成長できている」と話した。

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