陸上女子やり投のパリ五輪日本代表、北口榛花(26、JAL)が所属先の激励会で「パリでも悔いなく競技できるように頑張りたい」と、2度目となる五輪での活躍を誓った。
北口は、フェンシングのパリ五輪日本代表・加納虹輝(26、JAL)と陸上110mハードルのパリ五輪日本代表、村竹ラシッド(22、JAL)とともに、激励会に出席した。リモートで日本各地の支店やパリ支店などから数多くの応援メッセージが流され、感激した様子。
「正直、今シーズンまだ自分の納得いく投てきができていない中で、あと1か月でパリオリンピックを迎えるんですけど」と今の思いを吐露した北口だが、「これからの1か月、本当に悔いなく全部やりきった状態でパリに臨めるように、パリでも悔いなく競技できるように頑張りたい」と笑顔で語った。
昨年の世界陸上ブダペストで日本の陸上女子フィールド種目で史上初となる金メダルを獲得した北口。パリ五輪でも金メダルが期待されているが、「金メダルが一番いいのは分かってるんですけど、自分のために投げられるようにしっかり準備していきたい」と、まず何よりも自分のために投げることを考えていると話した。
北口は今季初戦のダイヤモンドリーグ(DL)蘇州(4月27日)で、優勝(62m97)すると、5月5日の水戸招待でも優勝(61m83)。さらに5月19日の国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリ陸上でも、最終投てきで63m45をマークし逆転優勝を飾るなど、勝負強さを発揮した。髪の毛をお団子に結んだニューヘアーで臨んだ6月末の日本選手権でも62m87をマークし、2年ぶり4度目の優勝を飾った。
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