プロバスケットボールのBリーグが1日、都内で会見を開き、2024-25シーズンのタイトルパートナーと開幕カードが発表された。

タイトルパートナーは「株式会社りそなホールディングス」に決定。島田慎二チェアマンは「りそなホールディングス様と契約を締結するにあたり、南社長とお話を重ねていく中で、未来に向けた志が同じだということを実感しました。今日この場を迎えられた事が本当に幸せです。」と話した。

りそなグループの南昌宏社長と島田慎二チェアマン

B1の開幕カードは前回王者「広島ドラゴンフライズ」と昨季、広島で指揮を執ったカイル・ミリングHC率いる「群馬クレインサンダーズ」となった。
トークセッションには広島から中村拓人(23)と三谷桂司朗(23)、群馬から辻直人(34)と八村阿蓮(24)が登壇。和気あいあいとした雰囲気が漂う中、新シーズンへ向けた意気込みを語る際には一気に空気が引き締まった。

広島は中村が「西地区優勝」、三谷は「全試合出場」とボードに綴った。中村は勝利のカギについて問われると「チームワーク・団結するということが大事。メンバーは昨季からあまり変わらないので、昨季からの流れを継続していきたい」と語った。また、群馬の辻は「遂行」、八村は「CS出場」と記入。辻は「シーズンを通して自分たちの目標に向かってやるべきこと、HCのシステムを40分間遂行できたら広島のような結果が出るのではないか」とHCへの期待もあらわにした。

(左から)八村選手、辻選手、中村選手、三谷選手

広島は2021年にB1昇格を果たしたが、初年度は成績が振るわず西地区最下位に終わった。その悪い流れに待ったをかけたのが、翌年から指揮を執ったカイル・ミリングHCだ。就任2年目にチャンピオンシップに出場、その翌年は2回目のチャンピオンシップ出場を果たし、Bリーグチャンピオンにも導いた。新シーズンは昨季限りで現役を引退した、Mr.ドラゴンフライズ・朝山正悟が指揮を執り、連覇に期待がかかる。

群馬はHCとロスターを変え、新たなチームで迎えるシーズンとなる。川崎ブレイブサンダースから移籍してきた辻直人の元チームメイトで日本代表候補にも選ばれた藤井祐眞(32)などが加入。昨季はクラブ史上初のB1勝率5割以上、東地区4位と着実に成長を続けている。

その他の注目カードは、3年連続のファイナル出場を果たしている琉球ゴールデンキングス対昨季中地区優勝の三遠ネオフェニックスや富樫勇樹(30)擁する千葉ジェッツ対、比江島慎(33)擁する宇都宮ブレックスが挙げられる。

今年はパリ五輪が7月に開幕し、元NBAプレーヤーの渡邊雄太(29)がBリーグへの参加を表明。昨年のW杯の記憶が残る中、バスケットボール界に期待が高まる。
Bリーグは10月3日にオープンハウスアリーナ太田で開幕。革新を続けるBリーグに今後も注目だ。

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