バスケットボールやライブを楽しめるアリーナの建設に向け、新潟市議会の議員連盟が有識者を招いた勉強会を開きました。

新潟市で6月28日に開かれたのは、新潟市議会のスポーツ振興議員連盟主催の「新潟アリーナ構想勉強会」です。

勉強会では、バスケットボールBリーグの興行を手がける企業が登壇し、アリーナ建設を地域活性化につなげた国内や海外の成功事例などについて説明しました。

【パワーボイス 関篤CEO】
「都市の規模や特性を生かし、行政の取り組みとマッチしたアリーナを持つことで、住み続けたいと思えるまちづくりにつながるように、このアリーナをぜひ生かしていただきたい」

アリーナ建設成功のカギは、魅力的な地元バスケットボールチームの育成と市民が利用しやすい立地。

県内出身の関CEOは中心市街地活性化に向け、新潟市の都心軸「にいがた2km」でのアリーナの建設を提言しました。

一方、長岡市に本拠地を置く新潟アルビレックスBBは、来シーズンB3への降格が決まるなど成績が低迷しているほか、ライブでの活用を見据え1万人規模のアリーナを建設する場合、建設費用は200億円以上と試算されるなど課題も。

こうした中、市議からは新チームの誘致や古町地区の活用についてなど活発な意見が聞かれました。

【新潟市議】
「市街地がすごく大事だと思っている。車社会の新潟にあっても、公共交通を使ってアリーナに行ける。そんな新潟をつくっていかなければいけないというのは皆さん理解してもらえたのでは」

【新潟市議】
「もちろん郊外型も考えたい立場ではあるが、まずは市街地というご指摘をいただいたと思っている」

石川県や福井県など、北陸各県でアリーナの建設が構想される中、関CEOは日本海側最大の都市新潟のポテンシャルを生かしてほしいと強調しました。

【パワーボイス 関篤CEO】
「新潟には長い歴史を持つ新潟アルビレックスBBがある。そこがこのまま終わるとは思えない。新潟の街をもう一回、活性化するための最高の立地を新潟市の皆様と考えていけたら」

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