ネーションズリーグ・ファイナルラウンドに進出し、決戦の地・ポーランドに到着したバレーボール男子日本代表は、現地時間26日の14時30分から約1時間半、本番の試合会場(アトラス・アリーナ)で公式練習を行った。
2ボールゲームのアップでは笑顔も見えたが、終始引き締まった雰囲気で行われた練習。ケガの影響でカナダ戦後はリザーブに回っていた髙橋藍(22)は完全に別メニューで、ジャンプ系の練習は一切行わずサーブレシーブのみ参加した。最後は6対6のゲーム練習を行い、色んなバリエーションを試した。
実際の試合会場での練習に、ミドルブロッカーの山内晶大(30)は「広いアリーナで日本にはないタイプ。ポーランドはバレー人気も高く、お客さんもたくさん入りそうなので試合の中で徐々に調整していきたい」と話した。
ファイナルラウンド初戦は日本時間28日、午前0時から行われるカナダ戦。主将の石川祐希(28)は「(負けた)予選ラウンドでは僕たちのプレーはあまりよくなかったが、カナダは乗せるとブラジルには3対0で勝ったりする力のあるチーム」と警戒。「決勝ラウンドは負けたら終わり。目標はファイナル(決勝)に行く事なのでその目標を達成するために全力で戦いたい」と強い意気込みを語った。
また、試合会場では同日パリ五輪の組み合わせ抽選会が行われ、世界ランキング2位の日本はアメリカ、アルゼンチン、ドイツと同組のプールCに。抽選会後、左のエース・西田有志(24)は「最悪の結果は免れたが決して気は抜けないグループ。やっと五輪というものが形になり始めてワクワクしている。楽しみでしかない」と気持ちを高ぶらせた。また、髙橋藍も「アルゼンチンやドイツは勝つイメージを持てているが、アメリカはそういうイメージがなくタフな試合になる。パリ五輪にかけて今までやってきたのでメダル獲得を目標に頑張りたい」と意気込んだ。
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