今夏開催されるパリ五輪のバレーボール男子の組合せが27日に決定したことを受け、同日、日本バレーボール協会がコメントを発表した。

世界ランキング2位の日本は同5位のアメリカ、同8位のアルゼンチン、同11位のドイツと同じプールCに決定。キャプテンの石川祐希は協会を通じ「決して簡単なグループではない。どのチームも力を持っているので、気は抜けない。ドイツとアルゼンチン、この2チームとの対戦は非常に重要」とコメントした。

予選ラウンドは各チームが3試合行い、各組上位2チームと3位チームの中から上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進出する。パリ五輪のバレーボールは、男子の予選が日本時間7月27日にスタートする。

1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりのオリンピックメダル獲得を狙う日本。ブラン監督は「メダル獲得が我々の夢なのでそれを達成できるように、またコートで選手が活躍できるように背中を押していきたい」とコメントした。

【フィリップ・ブラン監督コメント】
「オリンピックの予選ラウンドが難しいことは分かっているし、(抽選結果をみて)最悪な相手とも簡単な相手だとも思っていない。とにかくメダルを獲るにはこの対戦国と張り合う必要がある。アルゼンチンとドイツに勝つことが重要になるだろう。(準々決勝以降、簡単な相手はいないが)予選ラウンドを上位通過できれば同ラウンド3位のチームと戦える可能性があるので、アメリカに対しても勝つことができればと思っている。ここ3年、この大会のために準備をしてきた。去年は出場権を得ることが目標だった。そして今年はオリンピックでのメダル獲得という素晴らしい目標にフォーカスしている。目標を達成することはとても難しいことも分かっているが、メダル獲得が我々の夢なのでそれを達成できるように、またコートで選手が活躍できるように背中を押していきたい」

【キャプテン・石川祐希選手】
「決して簡単なグループではない。どのチームも力を持っているので、気は抜けない。ドイツとアルゼンチン、この2チームとの対戦は非常に重要。3位まで(3位のチーム中上位2チーム)は決勝トーナメントに進めるが厳しい戦いになると思う。ドイツはランキングとしては下位であるが、昨年のパリ五輪予選で自力出場を決めている非常に力のあるチームなので、気を引き締めて臨みたい。オリンピックでの目標はメダルを獲得することなので、そこだけを見て練習していく。どの試合も簡単ではないので、毎試合全力でベストパフォーマンスを出せるように戦いたい」

【パリ五輪組み合わせ】
■プールA
フランス(開催国)、スロベニア(3)、カナダ(9)、セルビア(10)
■プールB
ポーランド(1)、イタリア(4)、ブラジル(6)、エジプト(29)
■プールC
日本(2)、アメリカ(5)、アルゼンチン(8)、ドイツ(11)
※( )内は世界ランキング

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