パリ五輪に出場するカヌースラローム日本代表の羽根田卓也(36・ミキハウス)、矢澤亜季(32・昭和飛行機都市開発)、田中雄己(22・駿河台大学/ミキハウス)の3選手が事前合宿のため22日、フランスへ出発した。

開幕まで約1か月と迫る中、今回は五輪期間中も含めた長期滞在で、過去2度(3月、5月)のパリ合宿と同じく、本番会場で練習ができる絶好の機会。

16年のリオ五輪でアジア勢初のメダル(銅)を獲得し、5大会連続出場となる男子カナディアンシングルの羽根田は「4年に1度の大勝負なので見ていただく方々に楽しんでもらえるような勝負をしたい」と意気込みを語った。

さらに最近毎朝、お香を焚いてリフレッシュしているという羽根田は「パリにもお香を持って行こうかなと準備をして、スーツケースの横に置いてたんですけど忘れてしまった」とまさかの忘れ物。幸いにも後発組がいるため「(お香)お願いしようかな」とフランスでもリフレッシュはできそうだ。

男子カヤックシングル代表で五輪初出場の田中は「メダル獲得を目指して自分の力を十分に発揮したい」と話し、パリでは大量に本が読めるようにと電子書籍端末を持参し、読書家の一面を見せた。

女子カヤックシングル代表で3大会連続出場の矢澤は「今しっかり練習していることを自分のパフォーマンスとして五輪で発揮できるように」と決意を新たにした。

カヌースラロームは7月27日から予選がスタートする。

※写真は左から羽根田、矢澤、田中

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